47NEWS >  北京五輪 >  ニュース詳細

  ニュース詳細(五輪の街角)

開幕式にカップルに 華美になる婚礼

 北京五輪開幕日の2008年8月8日は、中国人にとって縁起のいい「8」が3つ並ぶ10年に一度の吉日。この日に婚姻届を出し“五輪カップル”になろうという若い男女が市内各区の婚姻登記所に予約に訪れている。

60405_video.jpg

↑ここをクリックすると映像が視聴できます

 東城区民政局婚姻登記所。予約受け付け初日の6月20日には、朝から100人近いカップルが押しかけた。提出した身分証、戸籍などの書類に問題がなければ、8月8日付で届けが受理され、婚姻証明書が発行される。「すべての中国人が誇りに思う記念日だから、この日に決めた」と、婚約者を連れた孫毅(そん・き)さん(30)。北京だけで開幕日に結婚するカップルは9000組との予測もある。

 メンツを気にする中国人の性格と生活水準の向上とが相まって、婚礼は年々華美になっている。北京の繁華街にあるカトリックの教会、王府井天主教堂。休日ともなると、ウエディングドレスにタキシード姿のカップルが、花で飾った豪華なリムジンで次々に乗り付けて来る。

 中国人の友人から長男の結婚式に招かれたことがある。指輪の交換、ウエディングケーキのカット、積み上げたグラスの上からシャンパンを注ぐ「シャンパンツリー」と、日本の結婚式によく似た豪華なものだった。

 北京市がことし公表した婚礼費用調査によると、披露宴、新婚旅行、結婚指輪、記念写真など直接的な費用だけで平均5万元(約75万円)。市民の平均収入のほぼ2年分に相当する。婚姻届の予約はしても、後の費用が大変なようだ。(北京、共同=塚越敏彦)