開幕式にカップルに 華美になる婚礼
北京五輪開幕日の2008年8月8日は、中国人にとって縁起のいい「8」が3つ並ぶ10年に一度の吉日。この日に婚姻届を出し“五輪カップル”になろうという若い男女が市内各区の婚姻登記所に予約に訪れている。
東城区民政局婚姻登記所。予約受け付け初日の6月20日には、朝から100人近いカップルが押しかけた。提出した身分証、戸籍などの書類に問題がなければ、8月8日付で届けが受理され、婚姻証明書が発行される。「すべての中国人が誇りに思う記念日だから、この日に決めた」と、婚約者を連れた孫毅(そん・き)さん(30)。北京だけで開幕日に結婚するカップルは9000組との予測もある。
メンツを気にする中国人の性格と生活水準の向上とが相まって、婚礼は年々華美になっている。北京の繁華街にあるカトリックの教会、王府井天主教堂。休日ともなると、ウエディングドレスにタキシード姿のカップルが、花で飾った豪華なリムジンで次々に乗り付けて来る。
中国人の友人から長男の結婚式に招かれたことがある。指輪の交換、ウエディングケーキのカット、積み上げたグラスの上からシャンパンを注ぐ「シャンパンツリー」と、日本の結婚式によく似た豪華なものだった。
北京市がことし公表した婚礼費用調査によると、披露宴、新婚旅行、結婚指輪、記念写真など直接的な費用だけで平均5万元(約75万円)。市民の平均収入のほぼ2年分に相当する。婚姻届の予約はしても、後の費用が大変なようだ。(北京、共同=塚越敏彦)
- 開幕式にカップルに 華美になる婚礼
- 英語メニューに定訳 外国人向けに環境整備
- 汗流しストレス解消 市民スポーツを振興
- 買い物かごに戻ろう 目標は「緑色五輪」
- 耐震性は大丈夫? 五輪への関心は低下
- どこかで誰かが監視 警戒強化の北京
- 「わが子よ竜になれ」 大学入試目前の北京
- 程遠い「歩行者優先」 車社会へ課題山積
- 玉石混交の古物市場 模造は伝統の技?
- 「空中ごみ」を撤去 化粧直し急ぐ北京
- 乱立で台数規制へ 胡同巡る輪タク観光
- 愛犬は子供の代わり 新旧のペットが共存
- 「あの世の家」も金次第 墓参シーズンの北京
- 地下鉄10路線を建設中 渋滞解消へ急ピッチ
- 人気呼ぶ芸術エリア 北京の新観光スポット
- 居住証求め長い列 北京の出稼ぎ労働者
- 財テク作戦ままならず 株もファンドも低迷
- 人気は外資や五輪関係 大盛況の「人材市場」
- 「第2の顔」も美しく 増えるおしゃれ支出
- 冬の風物詩も直撃 モノみな上がる北京
- 吉祥の色に染まる街 伝統的祝日も復活へ
- 超モダンと古き伝統 新旧融合の再開発
- 五輪出稼ぎ者が古里へ 春節前に“民族大移動”
- マナー教育真っ盛り 衣食足りて次は礼節?

