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買い物かごに戻ろう 目標は「緑色五輪」

 北京五輪の掲げる理念のひとつは環境重視の「緑色五輪」。大気汚染対策、資源の再利用、緑化の拡大、水質改善…と、北京市はいろいろ手を打ってきたが、いまだに課題は少なくない。

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 環境対策の一環として今月一日から中国全土でレジ袋の有料化が始まった。北京の日系スーパー、イトーヨーカドー「亜運村店」。顧客で混雑するレジの上には「環境保護の新世界をつくろう」との標語とともに、一袋〇・二元(約三円)とレジ袋の価格を表示。客の半数以上は買い物袋や古いレジ袋を持参している。

 北京でもひと昔前は買い物かごが主流だったが、次第にレジ袋が普及。しかし燃やせば有毒ガスを出し、埋めても分解しにくいレジ袋は「白色汚染」の元凶でもある。すべてが「買い物かご時代」に戻れるわけではないが、少しでも環境汚染を減らすというのが有料化の狙いだ。

 資源の再利用や省エネの試みも徐々に進められている。五月に改修が終わったエコ公園「宣武芸園」。雨水は地下に集め、草木への水やりに使う。照明灯はすべて太陽光発電でまかなう。一日百万トンの汚水が流れ込む北京最大の高碑店排水処理場では、再処理した汚水を工業用水として供給するなど、ほぼ100%再利用しているという。

 環境保護や資源節約は五輪後も続ける中国の国策だ。環境破壊など意に介さない拝金主義の横行、メンツを重んじるための浪費…など、中国の環境問題の根は深いが、その成否は地球全体にとっても重大事である。(北京、共同)