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耐震性は大丈夫? 五輪への関心は低下

 四川大地震の震源から約千五百キロ離れた北京。五輪開幕まで約2カ月となったが、生々しい震災報道が連日続く中、市民の間では防災への関心が高まる一方、五輪に対する関心は相対的に低下してしまった感じだ。

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 高層マンション「媒体村」のショールーム。五輪の際、各国メディアがホテルとして使用した後に販売される物件だ。「地震の前は耐震性を気にする人は皆無だったが、今は年配者を中心に建物の強度について質問を受ける」と営業マン。

 住宅検索ネット「捜房網」の世論調査によると、震災後、住宅購入予定者の七割が建物の耐震性に強い関心を持つようになったという。北京各紙も、市内の緊急避難場所を特集したり、各国の地震保険を紹介するなど、防災関連報道に力を入れている。

 木立の中にある北京老年医院。五月末、四川省から列車で北京に運ばれた負傷者91人が収容された。娘さんの押す車いすで病棟から出てきた廖継雲(りょう・けいうん)さん(37)。徳陽市の天元化学工場で仕事中に地震が起き、右足を骨折した。「徳陽で手術を受けたが、テント内は暑く、負傷者でいっぱいだった」

 北京の知人に「五輪と地震のどちらに強い関心があるか」と聞くと、ほとんどの人の答えは「地震」。北京市のトップで、五輪組織委の劉淇(りゅう・き)会長は最近「一方で震災救援を、一方で五輪準備を」と両面作戦を指示したが、市民の関心が再び五輪に向いても、手放しの祝賀ムードになることは、もはやないだろう。(北京、共同)