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日本協会が目を付けた逸材 着実成長、卓球の水谷(1)

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卓球全日本選手権の男子シングルスで、2連覇を達成した水谷隼=20日、東京体育館

ベテラン何する者と、北京五輪で飛躍を目指す日本のホープがいる。そんな選手を、競技団体は独特の強化策で支える。

日本男子卓球界で「何十年に1人の天才」と注目される水谷隼(みずたに・じゅん)が、北京五輪出場を視野に入れた。20日、全日本選手権男子シングルスで高校生として初めて2連覇を達成したばかりだ。

静岡県出身で青森の青森山田高の3年生は、しなやかなラケットさばきにセンスが光る。中学2年だった2004年、日本卓球協会からドイツのプロリーグに派遣された。以後鍛錬の場を欧州にし、ぐんぐん力を伸ばした。世界の強豪がチームメートで「自分がすごく集中して、やっと相手と一緒になるくらい練習は大変」と言う。

急成長した昨年は全日本選手権男子シングルスで史上最年少優勝し、5月に世界選手権男子ダブルスでベスト8入り、9月のアジア選手権は中軸として韓国などを破って団体2位に貢献した。世界ランキングは98位から29位まで浮上した。

これらの実績で北京五輪アジア予選(3月・香港)代表の選考基準を満たした。日本男子の宮崎義仁(みやざき・よしひと)監督が「もう十分に経験を積んでいる。主力としてやってもらわないと…」と期待した18歳は、初の五輪切符を懸けた舞台について「最後の1本まで気を抜かずにいけば、出場権は取れる」と、気負いはなかった。