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生活水準の向上に伴って北京では犬の飼育がブームとなっている。昔ながらの画眉鳥(がびちょう)の飼育も健在で、市内では新旧のペットが共存している形だ。
夕暮れ時になると市内の緑地や公園では、犬を散歩させる市民の姿が急に増える。「仕事が忙しくてなかなか来られないからと息子が買ってくれたの。子供のようにかわいいわ」。茶色の小型犬を連れた中年の主婦が、いとおしげに愛犬をなでた。
1990年代の北京では、犬の飼育はぜいたくとみなされ、年5000元(約7万5000円)もの高額な管理費がかけられていた。2003年になって1000元(約1万5000円)に引き下げられたため犬を飼う人が急増。登録済みの犬だけで、05年には45万頭だったのが、07年末には70万頭に増えた。
ペットショップ「酷迪寵物用品」亜運店の店長王静さん(28)は、ペット流行の理由として、生活に余裕が出てきたこととともに、中国の一人っ子政策を挙げる。たった1人の子供が独立すると愛情の対象がなくなるため、子供代わりに犬を飼うというわけだ。
北京の中心部、景山公園の近くで、お年寄り十数人が木の枝につるした鳥カゴの下で、トランプに興じていた。カゴの中で「ピー」と鳴いているのは画眉鳥。北京では数百年前から飼われている鳥だ。「都会で犬猫を飼うのはたいへんだよ。においはするし散歩は必要だし。鳥なら家でおとなしくしてるよ」と老人がつぶやいた。(北京、共同)