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地下鉄10路線を建設中 渋滞解消へ急ピッチ

 マイカーなどの急増で交通渋滞が深刻化している北京。このままでは北京五輪にも悪影響が出かねないため、市当局は地下鉄建設を中心に公共交通網の整備を急ピッチで進めている。

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 昨年十月に開業した地下鉄五号線の終点「天通苑北駅」。駅前の広大な駐車スペースはすべて満杯で、路上駐車の車が延々と並ぶ。これまでマイカー通勤していたベッドタウンの人々が、地下鉄通勤に切り替えたために起きた現象だ。

 北京では毎日千台余りのペースで車両が増え続けており、五輪開幕の八月には三百五十万台に達する見通し。このため主要道路では朝夕のラッシュ時を中心に、のろのろ運転が何時間も続く。

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乗り換えの通勤客で込み合う北京の地下鉄「建国門」駅=4月2日(共同)

 渋滞解消の有力な方策は、大量輸送が可能な地下鉄や高架鉄道の建設を進め、マイカーに乗らなくても済むようにすること。昨年十二月に五路線の建設を一斉に開始。六月末開業を目指して準備が進む十号線第一期、五輪支線、空港支線などを加えると、北京では現在十の路線で建設中という急ピッチぶりだ。

 北京で地下鉄一号線が開通したのは一九六九年。その後の建設は遅れ、昨年までに開業したのは一号線も含めわずか五路線のみ。運賃は一律二元(約三十円)と安く、便利な地下鉄だが、北京五輪までに新規開業が間に合うのは建設中の十路線のうち三路線しかない。

 このため五輪期間中は車両ナンバーの偶数奇数で通行を制限するという〝奥の手〟で、渋滞を緩和する計画だ。(北京、共同)