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小柄な体でも戦える  トライアスロンの上田(4)

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トライアスロン日本選手権の女子で初優勝を決め、笑顔でゴールする上田藍=07年10月、お台場海浜公園

155センチで44キロの体は、体力自慢が集まるレースでひときわ小さく映る。「だから海外でも沿道から大勢の人が応援してくれる。自転車の時は周りの選手を風よけに使えます」。トライアスロン女子の24歳、上田藍(うえだ・あい)(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)は屈託ない。

京都の洛北高を卒業後に本格的に競技を始め、一昨年のドーハ・アジア大会で2位になった。昨秋の日本選手権で初優勝し、出場権をつかんだ北京五輪大陸予選兼アジア選手権(5月・広州=中国)で優勝すれば五輪の切符を手にできる。夢の実現へ「一歩ずつ着実に階段を上ってきた」という。

幼少時は水泳に励んだ。中学3年の時に「助っ人で出た」全国中学駅伝で区間賞に輝いたが、高校の陸上部で伸び悩んだという。新たな活躍の場を探し、「自転車ができれば何とかなる」と一念発起。元日本代表の山根英紀(やまね・ひでき)コーチの指導を求めて千葉に移り住んだ。

北京五輪に向けた7年計画を立て、実戦を重ねて戦略や駆け引きを磨いた。ゴールすると、自然と顔がほころぶという。「自分を出し切った快感が得られる。こんなに小柄でもできるんだ、と興味を持ってもらいたい」。北京はその思いを伝える晴れ舞台となる。