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北京五輪は人口13億を超す中国国内の巨大市場と活況の経済情勢を反映し、大会運営費の捻出(ねんしゅつ)などを目的として企業から協賛金を募るマーケティング事業で異例の逆転現象が起きている。
国際オリンピック委員会(IOC)が募る最高位の世界スポンサー「TOPプログラム」の2005―08年期の収入は8億6600万ドル(約990億円)。これに対し、北京五輪は中国の国内企業からの協賛金だけで10億ドル(約1140億円)以上の収入が確保されているのだ。
スポーツ・マーケティング先進国の米国で開かれた1996年アトランタ五輪では国内の111社が協賛。その収入は4億2600万ドルと、TOPプログラム収入を超えた。
しかし2000年シドニーと前回のアテネ両五輪は下回り、アテネは3億200万ドルしか集まらなかった。IOCのハイベルク・マーケティング委員長は「北京五輪の国内マーケティングは過去のすべての数字を超越している」と驚く。
84年ロサンゼルス大会を機に本格化した五輪の商業化はIOCに巨額の富をもたらした。高騰を続けるテレビ放送権料と合わせ、IOCは収入の約半分を地元組織委員会に還元するが、北京についてはIOCの支援は不要とも見える勢いだ。