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米中2大国化へ一歩  グローバル化の波

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1988年、韓国で開催されたソウル五輪から20年。再びアジアに回ってきた北京五輪はポスト冷戦を特徴づけるグローバル化の波に乗った中国が、唯一の超大国、米国に近づく大きなステップになる可能性がある。

80年のモスクワ、84年のロサンゼルスと2大会連続のボイコット合戦が続いた五輪。ソウルには東西両陣営の選手が一堂に集まり、史上最多の160の国と地域が参加した。翌年「ベルリンの壁」が崩れたことから、冷戦終結を演出した五輪との評価もある。

韓国は五輪直前に「民主化宣言」し、憲法を改正して民主国家への移行を果たし、経済成長にも沸いた。

20年後の今、冷戦後のグローバル化が急速に進む。中国は「世界最大の発展途上国」として成長を続け、国際社会で存在感と発言力を増している。国内総生産(GDP)は世界4位、2007年の国防予算は日本を抜きアジア最大となった。中国を訪れた外国人は06年には、01年の延べ1100万人から倍増した。

しかし、国際社会では、中国が民主化や人権、環境問題の改善を置き去りにする一方、世界各地で資源獲得に向け攻勢を強めていることへの風当たりも強い。

協調的国家となるか、覇権を唱える道を歩むのか。米国防総省は、中国が現在「戦略的分岐点」にあると分析する。北京五輪は、中国が「責任ある大国」に脱皮していけるかどうかの試金石となる。