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環境問題がキーワード 「石原慎太郎インタビュー」

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 石原慎太郎東京都知事(75)のキーワードは「環境問題」だ。大気汚染が指摘される北京五輪を懸念し、地球の温暖化を憂う。東京への招致を目指す2016年夏季五輪も、環境問題への対応が明暗を分けるとみる。そのこだわりを聞いた。
 ―北京五輪に対する印象、期待は。
 「運営も含めてこれまでとそう変わらないんじゃないですか。ただ、環境問題が注視されてきている時に、中国はなかなか大変だと思いますよ。(大気汚染の問題では)瞬間的に交通を止めて空気のよどみを変えるだろうけど、いろいろ問題があるみたいですね。でも、やっぱり成功すればいいですね」
 ―支援する考えは。
 「いくらでも援助するし、ノウハウは提供します。ただ環境対策は資金が掛かりますから、実用するかしないかは中国の選択でしょう」
 ―都は2020年に2000年比でC〓(Oの横に小文字の2)排出25%削減を打ち出した。
 「これは企業が協力しないとできない。都独自で条例をつくり削減を義務化するといっても、履行しなければペナルティーを科す以外にない。企業は猛烈に反対しますよ。多分、条例が通るときに提訴すると思う。でもいいじゃないですか。世間が注目した方が、ことの何たるかが分かる」
 ―開催意義の一つが「地球環境の再生」の東京五輪。シカゴなどとの招致レースはどうなる。
 「ポイントは国際情勢がどうなるのか。COP13でも、欧州は完全に米国に背中を向けたでしょう。温室効果ガス排出削減の数値目標設定に米国が強く反対し、『米国は何だ』という感じでしょう。そういうギャップがどのように出てくるのか」
 ―東京五輪の世論調査で目標の「賛成70%」に向けた戦略は。
 「地道にやっていくしかない。『オリンピックを東京に』というスローガンを『日本に』に変えたんですよ。私は言葉の専門家だから分かるんですよ。これで数%は増えますよ」
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 石原 慎太郎氏(いしはら・しんたろう)32年神戸市生まれ。一橋大卒。在学中の56年に小説「太陽の季節」で芥川賞受賞。68年参院議員に初当選、72年に衆院にくら替えし、環境庁長官、運輸相を歴任。99年に都知事に初当選、現在3期目。