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北京五輪は恩返しの場 「福原愛インタビュー」

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 中国で最も有名な日本のスポーツ選手と言えば、卓球の福原愛さん(19)=ANA=だろう。「卓球王国」中国のリーグ戦に2年続けて参戦し、試合後の取材に冗談を交えながら中国語で堂々と応じる十九歳は、縁の深い隣国で開催される北京五輪を「恩返しの場」と位置付けた。
 ―中国とのかかわりは随分長いが。
 「兄の卓球のコーチが中国の人で、わたしも3歳で卓球を始めたころに見てもらった。10歳ごろまでそのコーチの出身地、天津に毎年のように行って練習した。昼ご飯を他の選手とみんなで食べたり、すごく良くしてもらって、外国の人という見方をしていなかった。その後は遼寧省でも練習させてもらった」
 ―2007「日中文化・スポーツ交流年」の親善大使など、日中友好のシンボル的な役割を任されているが。
 「卓球をやっていて、それが友好になるのであれば、すごくいいこと。わたしでいいのかな、とは思っているけれど。テレビの中国語講座にも出ていて、行きつけの美容院の人がちょっとでも中国語を覚えようとしてくれて、うれしかった」
 ―おととし、日中卓球界の往年の名選手が集まった交流会(北京)にゲスト参加した。
 「60歳になっても現役時代の気持ちに戻って話したりしていて、うらやましかった。『北国の春』も歌うんですよ、日本語と中国語で。わたしは歌えなかった。最後は日本語の方まで中国の人に教わりました」
 ―北京五輪のイメージは。
 「普段よりも数倍強い中国になるんじゃないかな。わたしにとってはホームではないけれど、アウエーでもない。今回は本当に結果を残したい。五輪はたくさんの人にいっぺんに恩返しできるような大会ですね」
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 福原 愛さん(ふくはら・あい)88年仙台市生まれ。3歳から卓球を始め、全日本選手権で子どもの年代別タイトルを次々と制覇。03年に世界選手権初出場で女子シングルス8強、アテネ五輪は同16強入りした。05年から2年間、遼寧省と広東省チームで中国スーパーリーグに参戦した。