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1984年のロサンゼルス大会で五輪に復帰した中国は、前回のアテネ五輪では金メダル数で1位米国に4差と迫る32個を獲得した。地元・北京でいよいよ「世界一」の座をうかがう。
ずばぬけた注目を集めるのは、陸上男子110メートル障害で2連覇を目指す劉翔とバスケットボール男子の姚明。陸上短距離でアジア人初の五輪勝者となった劉には中国の大手保険会社が1億元(約15億円)の保険をかけた。破格の金額に、国を挙げての期待感が表れる。米プロバスケットボールのNBAで6季目となる姚の活躍で、中国でのこの競技の人気はサッカーをしのぐ勢いになった。
中国の「お家芸」は卓球だ。女子ダブルスでアテネ五輪優勝の王楠と、シングルスも制した張怡寧のコンビは「わたしたちにとって銀メダルは勝利とは言えない」と口をそろえる。男子は、王励勤、馬琳ら世界のトップクラスが若手に五輪出場を脅かされるほど選手層が厚い。
飛び込みの人気女子選手、郭晶晶は2大会連続の優勝を狙う。飛び込みとともにロス五輪以来1度も金メダルを逃していない体操には、男子の楊威、肖欽、女子の程菲ら優勝候補がそろう。
重量挙げや射撃も複数の金が最低目標。国家体育総局の崔大林副局長は「得意種目でアテネ以上の積み上げは難しい」と述べ、カヌーやテニスなどにも力を入れている。