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水陸にスーパーヒーロー出現 日本の金メダルは北島の2含め9に

 北京五輪の28競技、302種目をめぐる戦いが24日終わった。スポーツの祭典にはおよそ不似合いな厳戒態勢の下で行われ、これまでとは異質の雰囲気に包まれた大会だった。
短距離3冠のボルト

 陸上のウサイン・ボルト(ジャマイカ)競泳のマイケル・フェルプス(米国)と2人のスーパーヒーローが出現した。短距離3冠のボルトは異次元の強さを見せつけた100,200メートルと400メートルリレーのすべてを世界新で、フェルプスは8冠のうち7冠が世界新だった。いずれも人間の可能性を新たに切り拓く中身の濃い優勝で、2人は北京五輪を代表する顔として長く歴史に名をとどめることだろう。

 中国が前回の32個から大躍進の金メダル51個を獲得した。体操、重量挙げ、飛び込みなどの「お家芸」の競技、種目で量産。国家ぐるみの育成計画が実ったものだ。米国は金メダル数は36で2位に後退したが、メダル総数は110個で首位を確保し、スポーツ超大国の座を守った。
会見で笑顔の北島選手

 日本の金メダルはアテネから7個減の9個。そのうち、競泳男子平泳ぎで連続2冠獲得を果たした北島康介(日本コカ・コーラ)をはじめ連覇が7あった。彼らの偉業は素晴らしいが、初優勝はソフトボールと男子柔道100キロ超級の石井慧(国士大)の2個にとどまった。
8冠達成のフェルプス

 次回ロンドン五輪へ向けた若い芽の台頭は石井のほかにも若干ながらあった。銀メダルを取った体操男子個人総合の内村航平(日体大)とフェンシング男子フルーレ個人の太田雄貴(京都ク)の2人がその代表格。19歳の内村は復活なった男子体操のエースとして、欧州主体のフェンシング界に新風を送り込んだ太田は日本の競技力向上に、それぞれ大きな期待を担う。

 36歳の朝原宣治(大阪ガス)は陸上400メートルリレーで3位となり、日本の男子トラック種目史上初のメダル獲得に輝いた。一方で、女子マラソン連覇を期待されながら出場を断念した野口みずき(シスメックス)など、最終段階の調整失敗で不本意な結果に終わった選手がいたのは残念だった。

【写真】上からウサイン・ボルト、北島康介、マイケル・フェルプス(共同)