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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

会場見下ろす「五輪の山」 歴史の象徴、憩いの場に

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北京五輪メーン会場、国家体育場(愛称・鳥の巣)の約3キロ北に会場を見下ろす山がある。同体育場や国家水泳センター(愛称・水立方)などの会場建設の際に整地で出た土砂を積み上げ、植樹した「五輪の山」だ。

五輪森林公園の中にあり、高さ48メートル。「仰山」と名付けられ、頂上は「天境」と呼ばれる。公園には巨大な人工湖もあり、「奥林匹克(オリンピック)」にちなんで「奥海」と名付けられた。敷地内にテニス会場があり、観戦チケットを持った市民やボランティアらの憩いの場となっている。

歴史的建造物を造る際に出た土砂を利用して山を築いたのはこれが初めてではない。故宮(旧紫禁城)の北側にある景山。元を倒した明が15世紀に紫禁城を造った際、残土を積み上げた山で、山上から故宮を見下ろせる。市西部の頤和園は清の西太后が愛した離宮で、人工湖の昆明湖と、この湖を造った際の土を積み上げた万寿山から成る。

中国の「百年の夢」といわれる北京五輪。歴史になぞらえて築いた山は、五輪開催を歴史的な国家事業として後世に伝えようとの中国指導部の思いを体現している。(北京、共同)



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