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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

「胡同」は北京っ子が案内 心和む昔ながらの横町

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北京の伝統家屋、四合院が並ぶ庶民の横町「胡同(フートン)」。急速な経済発展に伴う再開発で姿を消しつつあるが、有名な観光施設「鼓楼」の周辺に残る胡同では、真っ黒に日焼けした「北京っ子」たちが輪タクをこぎ、観光客の案内人として活躍している。

「どいてくれ~」。輪タク歴10年の松広新さん(35)が大声を上げ、迷路のような細い道に車を疾走させる。小さないすにちょこんと座って夕涼みするお年寄り、バドミントンに夢中の子どもたち…。夕食の準備に忙しい台所も丸見えだ。目の前を通り過ぎる昔ながらの風景は心を和ませる。

「稼ぎはいまひとつだね」と松さん。五輪でホテルが値上がりしたためか、一般の団体客が減っている。競技を終えた各国の選手や観客が来ることを期待してきたが、9日に鼓楼で米国人観光客が刺殺される事件が発生し、状況は悪化した。

「輪タク仲間でも、胡同生まれの本当の北京っ子はおれを含め20人ぐらい。胡同の奥まで案内するから、知り合いを紹介してくれ」。にやりと笑い、逆境にめげないしたたかさをのぞかせた。(北京、共同)



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