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連勝途切れたショック乗り越え! 吉田沙保里がV2

 吉田沙保里(綜合警備保障)がレスリング女子55キロ級を制し、競泳の北島康介(日本コカ・コーラ)の2種目を含め今大会都合7人目の日本人金メダリストとなった。
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 初出場の柔道・石井慧(国士大)を除くと、いずれも2連覇である。そして彼らはアテネから4年を経て偉業達成に至るまで、それぞれなにがしかの挫折を体験してきたことでも共通している。

 吉田のそれは記憶に生々しい。今年1月“事件”は起こった。中国で行われた国別対抗戦のワールドカップ(W杯)で、米国選手に不覚を取ったのだ。自身の連勝記録が119で途切れた。

 「無敗のまま北京で金を取る」と念じていただけにショックは大きかった。6年1カ月も負けを忘れていた者が、厳しい勝負の現実を突きつけられるのは辛い。現地で泣き、帰国しても涙を流し続けた。

 ようやく立ち直って北京に来た。試合に臨み快勝した後も「今日は不安で仕方がなかった。恐れずタックルに入って金メダルを取れて本当に良かった」と言った。表彰台の上では「勝って泣いた記憶はない」涙も込み上げた。「アテネの時と比べたらもっといろんなものが詰まっている」。4年後のロンドンで3連覇を目指したいとの決意が、自然と口をついて出た。

【写真】栄コーチに肩車され歓喜の叫びをあげる吉田(共同)