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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

スポーツに支えられた人生 五輪初参加のツバル団長

 五輪に初めて参加したツバルのモニセ・ラファイ団長(46)はしみじみと言った。「わが国が20年後も五輪に出場していることを望むよ」。南太平洋に浮かぶ島しょ国は、地球温暖化による海面上昇で近い将来に水没の恐れがある。

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 昨年7月に国際オリンピック委員会(IOC)の承認を受け、五輪出場が決まった。IOCと北京五輪組織委員会の支援を受けてチームを構成し、今回は重量挙げの2選手と陸上の1選手を引き連れてきた。

 ラファイ団長もかつては陸上短距離とサッカーの選手だった。16歳のときに果実を採ろうと木登りしていたとき、強風にあおられ約20メートルの高さから転落した。一命を取り留めたが、右腕のほぼすべてを失った。

 それでも走り、球を追った。「絶望しそうになったけど、スポーツがあったから楽しく生きてこられた」という。スポーツに支えられた人生だ。

 後輩にこの思いを受け継いでほしい。だからこそ、陸上女子百メートルに出場する16歳のアセナテ・マノアに伝えた。「五輪を楽しみなさい。喜びと感動をツバルのみんなと共有しよう」と。(共同)

【写真】ツバル選手団のモニセ・ラファイ団長=6日、北京五輪選手村(共同)



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