47NEWS >  共同ニュース >  北京五輪 >  「夢の8冠」、世界新でまず1冠 フェルプス好発進

「夢の8冠」、世界新でまず1冠 フェルプス好発進

 23歳の若者は裏切らなかった。応援に駆けつけたブッシュ大統領夫妻をも歓喜させた。マイケル・フェルプス(米国)が男子4百メートル個人メドレーを世界新で制して「夢の8冠」へ好スタートを切った。

ferupusu2.jpg
 前回のアテネで6個の金メダルを獲得、表彰台の中央は慣れた場所のはずだが、掲げられていく星条旗を見るのはやはり格別ものだった。「徐々に込み上げてくるものがあった。興奮している」。

 セレモニーの途中で米国国歌が途切れてしまう運営側の大失態があった。だが、ゴール後に「親指を立てて祝福されたのが分かった」という大統領の応援とともに、記憶に残るレースに「いい形で滑り出せた」と笑顔を見せた。

 試合運びには満足していなかった。得意のバタフライは良かったが、背泳ぎはリズムに乗れなかった。150メートルのラップを同僚のロクテに奪われ「混戦だと気付いた」そうだ。しかし、慌てることなく平泳ぎ、自由形へとつなぎ、自身が持つ世界記録を1秒41も短縮した。

 米国の偉大な先輩、マーク・スピッツがミュンヘン五輪(1972年)で獲得した1大会7冠の記録を上回る8冠達成をと周囲がはやしたてる。それには「僕の目標は公表されていない」と例によって強く反発した。

 北京では個人5、リレー3の計8種目にエントリーする見通しだ。15歳でシドニー五輪に出場して以来、快進撃を続ける193センチの「金メダルの狩人」への期待は高まるばかりだ。

【写真】1個目の金メダル獲得に笑顔のマイケル・フェルプス(共同)