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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

最高齢のボランティア 祖国の役にと孫芳垂さん

 にこやかな笑顔に「国家百年の夢」に携わる喜びがあふれる。北京五輪組織委員会によると、87歳の孫芳垂さんは競技会場で主に働く「大会ボランティア」約10万人のうちで最高齢だ。期間中は国家体育場(愛称・鳥の巣)の観客案内サービスカウンターで働く。

 安徽省出身で1940年代に米ミシガン大留学を経験し、中国の建築分野で数々の受賞歴を持つエリート。「貧しく立ち遅れていた祖国が五輪を開催する千載一遇の好機に何か役立ちたかった。英語は今の若い人が流ちょうなので自信喪失気味だけど」と頭をかく。

 1932年ロサンゼルス五輪で「中国人」として初参加した陸上選手の劉長春が今でも印象深いという。

 49年の中華人民共和国成立は米国でニュースを聞き、船で帰国した。「留学時代にアメリカンフットボールの試合で5万人収容の競技場が毎週満員だった。その時からスポーツ文化に興味を持った」と振り返る。

 「鳥の巣」の設計は「奇抜で複雑すぎる」と不満のようだが、国の威信をかけた五輪で「経済や社会の向上だけでなく、中国国民のあしき習慣や資質も改善される」と期待した。(北京、共同)



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