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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

重責担うボランティア 交通案内や情報提供

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 五輪開幕まで1カ月を切った北京。地下鉄全駅での手荷物検査、反テロ突撃隊の発足など一段と警戒が強まる中、緊張した北京のイメージを和らげるように内外の観光客に対するボランティアのサービスが始まった。

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 北京の繁華街、王府井に設けられた都市ボランティアの拠点。そろいのオレンジ色のシャツを着た若い男女十数人が働いていた。「夏休みを充実させたくて応募しました」と北京の大学2年生の王希(おう・き)さん(19)。

 都市ボランティアの主な仕事は、交通案内などの情報提供、外国人への通訳、負傷者などへの応急措置。市内五百カ所に拠点が設けられ、大学生ら40万人が交代で任務に当たっている。食事が支給されるだけだ。

 このほか、試合会場で働く競技ボランティアが10万人、交通秩序の維持などに当たる社会ボランティアが100万人、模範的な応援で観客をリードする応援ボランティアが20万人―など、五輪を裏で支えるボランティアの役割は大きい。彼らのキャッチフレーズは「ほほ笑む北京」。

 中国では純粋なボランティアや非政府組織(NGO)はあまり育たなかった。政府も自らの管理下にない大衆組織を歓迎しなかった。ところが、四川大地震では全国から膨大な数のボランティアが救援に駆け付け、ことしは中国の「ボランティア元年」とも言われる。

 大地震や五輪を契機に自発的なボランティア組織やNGOが育つかどうかは、中国の政治風土にも影響を与えそうだ。(北京、共同)

【写真】内外の観光客に交通案内をする都市ボランティア=北京・王府井(共同)



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