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スーパースターの競演  ボルトかゲイか、フェルプスの7冠は

 陸上、水泳やテニスの個人競技からサッカーや野球などの団体競技まで28競技、302種目。北京五輪には世界のトップクラスの選手たちが集う。4年に1度ならではの記録と勝利にかける夢の戦いが楽しみだ。
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▽王者と新鋭
 大会の華と言えば陸上の男子100メートル。注目の一番手はウサイン・ボルト(ジャマイカ)だ。昨年の世界選手権大阪大会200メートルでタイソン・ゲイ(米国)に次いで2位となった地力の持ち主。今季、本格的に取り組み始めた100メートルで、5月31日に9秒72の世界新をマークした。196センチ、21歳のまさに伸び盛り。世界王者のゲイはこの新鋭を迎え撃つ格好になった。6月に4・1メートルの追い風参考ながら9秒68の史上最速をマークした後、左太ももを痛めたのが気掛かりだ。この新旧対決に割ってはいるとすれば前世界記録保持者のアサファ・パウエル(ジャマイカ)か。決勝は16日夜に行われる。表彰台の真ん中に立つのは誰か。isinbaewa.jpg

▽「水の怪物」
 競泳ではマイケル・フェルプス(米国)の金メダル狩りが焦点に。米国の偉大な先輩マーク・スピッツがミュンヘン大会で成し遂げた五輪1大会7冠に再挑戦する。自由形(200メートル)バタフライ(100、200メートル)個人メドレー(200、400メートル)の個人5種目とリレー3種目に出場する見通しだ。個人種目を完璧にこなしても、リレーは他の泳者に足を引っ張られる可能性がある。19歳で臨んだアテネ大会では金6、銅2にとどまった。15歳で200メートルバタフライの世界新を記録して以来、数々の栄光を刻んできた「水の怪物」は、この夏も驚異的なスタミナでレースと表彰台を忙しく行き来する。
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▽美しい狩人たち
 陸上女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が絶好調だ。7月11、29日と世界新を連発。「前より早く走れるし、遠くに跳べる。強くなっている。気持ちが安定しているのがいい」。屋内外で通算23度の世界記録を積み重ねた実績が、26歳の美女ジャンパーに余裕と自信をみなぎらせる。狙いは世界新を達成しての五輪2連覇である。中国を代表するのがアテネで板飛び込みとシンクロ板飛び込みの2冠を取った郭晶晶。鋭く華麗な演技に加え、均整の取れた体と魅惑的な顔立ちで華やかなロマンスなど話題も多く、広大な中国の隅々にまでその名は知れ渡っている。女子テニスのマリア・シャラポワ(ロシア)は右肩の故障のため出場を取りやめた。

▽球技にもスーパースター
 男子バスケットボールで地元期待の姚明、コービー・ブライアント(米国)、男子サッカーのロナウジーニョ(ブラジル)らそうそうたる顔触れがファンの目をくぎ付けにする。

【写真】昨年の世界選手権200メートルはゲイ(左)がボルト(右端)を抑えて優勝し、100メートルと合わせ2冠を取った(上)世界選手権で優勝し満足げなイシンバエワ(中)恋多き飛び込みの女王、郭晶晶(下)