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途絶えたメダルの歴史 シンクロ・チーム5位に終わる

 シンクロナイズドスイミングのチームで日本は5位にとどまった。1984年のロサンゼルス五輪でシンクロが採用されて以来、日本は今大会のデュエットまで12種目すべてでメダルを取り続けてきた。そのメダル獲得の歴史が途絶えたのだ。
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 ロシアとスペインの力が一段抜けていて、当面のライバル、中国との得点争いが焦点だった。だがそれも前日のテクニカルルーティンで、3位につけた中国と4位の日本の間には大差がついていた。

 この日のフリールーティンで、中国は長い脚やジャンプ力を強調した素晴らしい演技を披露した。アテネ五輪まで日本代表を指導し、その後、請われて中国代表を鍛えてきた井村雅代コーチの思いを存分に表現するパフォーマンスで、同国のシンクロ初となる銅メダルを奪った。

 日本は「悔いのないようにやった」と選手たちが口をそろえる精いっぱいの演技だったが、選手の足がプールの底に着くミスもあって、合計得点では5位に後退した。

 ソウル五輪銅メダリストの先輩、小谷実可子さんは手厳しかった。「メダルを取れなかったのは力が及ばなかったから。勢いもスピードも気迫も中国が上回っていた。デュエットのように強さや訴える説得力を出さないと勝負にならない」。選手のリーダー格、原田早穂(ミキハウス)は「悔しいというより、先輩たちが取り続けてきたメダルを落としたのが申し訳ないし、情けない気持ちです」と肩を落とした。 

【写真】躍動感を強調する日本の演技(共同)