47NEWS >  共同ニュース >  北京五輪 >  日本新で信頼「確信に」 陸上男子競歩の山崎・鈴木
 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

日本新で信頼「確信に」 陸上男子競歩の山崎・鈴木

 春の“快歩”で迷いは消えた。陸上男子競歩の山崎勇喜(やまざき・ゆうき)(24)=長谷川体育施設=は4月に50キロの日本選手権(輪島)で3時間41分55秒の日本新記録を樹立。「あれで監督への信頼が確信に変わった」と手応えをのぞかせた。

山崎勇喜

日本選手権20キロ競歩で優勝した山崎勇喜=1月27日、神戸市六甲アイランド甲南大周辺コース

 斉藤和夫(さいとう・かずお)コーチの死去で、2006年9月から鈴木従道(すずき・つぐみち)監督(62)の指導を受けるようになった。ダイハツの監督時代に女子マラソンの浅利純子(あさり・じゅんこ)らを育てた名伯楽は長距離のノウハウを持ち込んだ。その変化に最初は戸惑ったようだ。

 歩くだけだった練習に起伏のあるコースを走るメニューが加わった。歩くペースも速くなった。質量とも上がったが、06年4月に出した3時間43分38秒の日本記録を上回れず、ある関係者は「2人とも苦しかったと思う」と証言する。その中での2年ぶりの記録更新。山崎は「今になって結果に表れてきた」と全幅の信頼を置く。

 鈴木はまな弟子を「競歩界の山下清だ」と“裸の大将”として知られた天才画家に例えた。競歩では非凡な才能を発揮するが私生活はずぼら。バスの中で携帯電話で話す山崎を一喝したこともある。山崎は「人間性を磨くため、生活面でも指導をしてもらっている」と苦笑い交じりだ。

 昨年の世界選手権(大阪)は誘導ミスに見舞われた。北京五輪では「確実に入賞を」と意気込む。鈴木が自負する「世界一の練習量」で、メダルも見据えている。(敬称略)



 最新のニュース


ロード中 関連記事を取得中...