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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

所属と代表で役割分担 競泳、全体合宿で一体感

 アテネ五輪で躍進した日本は今回、いかに戦うか。メダル獲得の戦略を競技ごとに紹介する。

 「強化は所属、チームでは研修」。競泳日本代表の方針は明確だ。所属するクラブや大学のコーチが本番直前までの練習を担当し、代表合宿は「座学」で五輪に関するさまざまな知識を得る。メダルなしに終わった1996年アトランタ五輪の反省を踏まえ、続くシドニー五輪から実践する役割分担方式だ。

合宿中の北島ら競泳陣

競泳の五輪強化選手合宿に参加した中村礼子(左から2人目)、北島康介(同3人目)ら=07年11月、国立スポーツ科学センター

 4月末の代表選考会後、長期合宿を組むリレーメンバーを除き、代表合宿は選考会直後の第1次(6日間)5月末の第2次(3日間)7月下旬からの韓国・済州島での直前合宿だけだ。これ以外は所属に任され、出場大会や高地合宿の期間、済州島に入る日程もそれぞれの強化の進み具合で異なる。上野広治(うえの・こうじ)監督は「急にコーチを変えるのはマイナス。本番ぎりぎりまで担当コーチがみられるようにする」と狙いを口にした。

 第2次合宿で研修を多く実施した。脳科学の専門家が勝負への心構えを説いたほか、中国語講座や五輪をめぐるテロに関する講習、メディア対応…。五輪に3度出場し、このほど引退した男子バタフライの山本貴司(やまもと・たかし)さんが体験談を語る講義もあった。

 上野監督は「代表チームでは五輪へのさまざまな準備をする」と説明し、多角的な指導とチームとしての一体感を生むのが目的という。第2次合宿では選手から「きつい」という声が上がった一方「参考になった」と話す選手も多かった。

 代表31人のうち23人が初めて五輪の舞台に立つ。アテネでは8個のメダルのうち、個人種目で五輪初出場の3人がメダルを取った。上野監督は「初めての五輪でメダルを取れるようにしたい」と成果を期待した。



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