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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

再び輝き「女鳥人」 棒高跳びイシンバエワ

 26歳の女王が北京五輪を前に、再び輝きを増した。女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ(ロシア)は「前より速く走れるし、遠くに跳べる。強くなっている。でもそれ以上に気持ちが安定しているのがいい」という心身の充実で、五輪連覇へ自信をのぞかせた。

棒高跳びイシンバエワ

7月11日、ローマでの大会で世界新記録をマークし、喜ぶ女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ(AP=共同)

 11日にローマで、今季初戦ながら3年ぶりの世界記録更新となる5メートル03を跳んだ。「イシンバエワは終わったと言われた。すべてはこれまでと一緒だったけど違ったのは怒っていたことね」。昨季は世界選手権で優勝したが4メートル80だった。2005年8月に5メートル01を跳んで以来、屋外の記録は停滞していた。

 6日には成長株のジェニファー・スタチンスキ(米国)が4メートル92まで記録を伸ばし、近い将来の女王交代までささやかれた。屋内外を通じて自身22度目の世界記録の更新で、その声を封じた。

 06年から男子の世界記録を持つセルゲイ・ブブカ(ウクライナ)を育てたビタリー・ペトロフ・コーチに師事する。上半身の筋力を鍛え、踏み切り後のスイングを大きくし、高く体を跳ね上げる技術に改良した。「前にテレビで自分の跳躍を見たときはひどいと思った。今の跳び方は好き」。新たなジャンプは完成の域に着実に近づいているようだ。

 最終的な目標は元祖「鳥人」ブブカの世界記録更新回数の35度を超えること。5メートル03の試技はかなりの余裕で成功しており「まだまだ跳べるわ」と自信満々だ。「鳥の巣」の愛称を持つ北京のメーンスタジアムで、まだまだ進化の途中にある21世紀の「鳥人」がどこまで高く舞い上がるかに注目だ。



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