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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

覇権奪還ににじむ自信 バスケ男子の米国代表

 勝負に絶対はない。4年前のアテネ五輪でも、まさかの敗戦を喫した優勝候補がいれば、予選落ちした強豪もいる。その無念と教訓を胸に、北京五輪では金メダルをと意気込む選手、チームを紹介する。

アテネでのアイバーソン

アルゼンチンに敗れたアテネ五輪バスケットボール男子準決勝で苦闘する米国のスター選手、アイバーソン(AP=共同)

 アテネで五輪4連覇を断たれ、一昨年の世界選手権も同じく3位に沈んだ。それでもバスケットボール男子の米国を率いるシュシェフスキ監督は北京での覇権奪還に自信をにじませる。「今のわれわれは一つのチームになっている。『オールスターの寄せ集め』ではない」と言い切った。

 米プロリーグNBAのスターが個人技で圧倒した過去の「ドリームチーム」とは違う。五輪予選を兼ねた昨秋の米大陸選手権では、今季NBA得点王のブライアント(レーカーズ)までが献身的に守備にも精を出した。集団で戦う姿勢を印象づけ、五輪切符を獲得して迎えた決勝でも一切力を抜かなかった。

ブライアントとジェームズ

米国が北京五輪バスケットボール男子の出場を決めた昨秋の米大陸選手権でチームを引っ張ったブライアント(右)とジェームズ(AP=共同)

 アテネ五輪は代表辞退が相次いだ。テロを危ぶむ声もあった。代表としての結束力は希薄で、国際大会で使われる守備陣形への対応や連係を構築する準備も怠った。

 シュシェフスキ監督は競技の発祥国として「少しおごりがあった。バスケットボールは今や世界の競技」と認める。市場拡大を狙ったNBAが進めた国際化は各国選手のレベルを引き上げ、五輪覇者アルゼンチンと世界選手権王者のスペインは攻守で組織力が高い。

 アテネで控えに甘んじたジェームズ(キャバリアーズ)は、アンソニー(ナゲッツ)とともに代表を引っ張ってきた。NBAで「キング」と呼ばれる23歳は「私利私欲や個人の栄誉は捨てられるんだと分かった。金メダルを勝ち取ることだけが使命だ」。北京で戦う12人の精鋭は7月初めにも発表される。



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