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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

香港、競技開催で馬術人気  入会待ち「数千人」に

 「競技開催が決まってから『子どもに習わせるにはどうすればよいか』といった問い合わせが殺到。これを機会に香港の乗馬ファンを増やし、レベルの向上につなげたい」

 中国・深〓(土ヘンに川)に近い香港九竜半島の双魚河馬術競技場。実際に五輪競技が行われる施設を背に、香港馬術総会の楊淦さん(57)が馬のほおをなでながら話した。

 競馬が盛んなことで知られる香港に、スポーツとしての乗馬施設が登場したのは1970年代。今では競技施設を備える学校が九校ある。8月の五輪開催が近づくにつれて馬術の注目度が高まり、今では「数千人が入会待ちの状態」(香港乗馬クラブ)だ。

 北京五輪の馬術競技が香港で開かれることになったのは中国国内の検疫制度の未熟さが主な理由。欧米並みの検疫制度を持つ香港が選ばれた。

 しかし平均気温約30度、湿度80%以上になる真夏の香港での競技にスイス馬術連盟が今年1月、選手を派遣しないと表明。主催者側は厩舎(きゅうしゃ)に空調を設置したり、競技時間を早朝と夜間に限定するなど、各国の不安解消に奔走した。楊さんも「暑さ対策は万全。不安はない」と強調する。

 香港メディアによると、香港での五輪とパラリンピックには、約三十カ国・地域から約300頭の競走馬と約120人の選手が参加する。入場券も残りわずかとなり、楊さんは「いよいよ本番といった感じ。世界から注目される舞台を演出したい」と力を込めた。(香港、共同)



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