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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

米バレー率い勝利狙う  中国元エースの郎平監督

現役時代、一八四センチの長身から繰り出す強烈なスパイクは「鉄のハンマー」と恐れられた。1984年のロサンゼルス五輪で中国女子バレーを優勝に導くなど、黄金時代を築いた元エーススパイカーの郎平(ろう・へい)さん(47)。北京五輪ではアテネ五輪王者、中国のライバルともいえる米国女子代表チームの監督として、祖国を舞台に戦う。

「他の五輪と北京五輪はなんら変わりはない。監督として米国が勝つことを願っている」。祖国チームとの対戦にも、プロ意識は揺るがない。

86年に現役を引退後、有名人が故の「自由のない生活に飽き飽きして」米国に留学。中国人男性と結婚し娘(15)も生まれたが、中国の強い要請で九五年から四年間、幼い娘を米国に残し中国女子代表の監督を務めた。その後イタリアのプロリーグでも指揮を執り、2005年に米国チームの監督を引き受けた。

米国監督就任は思春期に差しかかった「危険な年ごろの娘のそばにいるため」と笑いながら話すが、中国バレーを知り尽くした郎さんの〝転身〟は中国のファンに衝撃を与えた。

しかし「中国のファンは、中国人である私が米国チームを率いることを誇りに思ってくれている」と郎さん。「いいプレーをした者が勝つ」。プロの監督として、祖国の後輩を相手に手加減はしないつもりだ。(共同)



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