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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

小政党の未来に賭ける  ビジネス成功で政界入り

「巨大な共産党よりも小政党に入った方が小回りが利き、政治力を発揮できる」。北京五輪を前に、スポーツ・マーケティング会社「オーシャンズ・マーケティング」社長、朱暁東(しゅ・ぎょうとう)さん(35)は、共産党指導下でほそぼそと活動を続ける民主諸党派の1つ「中国民主同盟」に入党申請した。ビジネスでの成功を足場に、自らの力を中国政界で試そうという朱さんの選択だ。

共産党一党支配を憲法に明記する中国の現状では、政権交代の見通しはないが、民主諸党派出身者が科学技術相に起用されるなど変化の兆しも出ている。朱さんは「チャンスを感じる」という。

1990年に日本へ渡り一橋大に留学。その後、サッカーのJリーグを運営する社団法人のスタッフを務めるなど日中スポーツ界に人脈を築き、帰国後の2003年に会社を興した。昨年の利益は前年比倍増の2億円に達し、資金面で余裕が生じたことで政界入りを目指す環境が整った。

日本永住の選択肢もあったが、五輪に向けて発展を続ける「中国のエネルギー」に魅せられ帰国を決意。「経済、社会が変われば政治も変わる」と語る朱さんは「スポーツのようにフェアでオープンな中国社会の実現」に向けて、国会議員にあたる全国人民代表大会の代表を目指す。



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