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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

中国の良さを日本語で  難関突破しボランティア

 「北京ダックの作り方は」「中秋に食べる月餅(げっぺい)は何種類ある」「近代五輪発祥は何年」―。難問が続く筆記試験に加え、面接も突破し、北京五輪の通訳ボランティアに登録された北京第2外国語学院3年の時暁娜(じ・ぎょうな)さん(21)。流ちょうな日本語を駆使し、日本選手団に「中国の良さを知ってもらいたい」と意気込む。

 与えられたのは、選手団が空港に到着してから帰国するまで常に同行し、生活全般をサポートする仕事。会場内の通訳ボランティアに応募していたが、試験成績が優秀だったためか、より重要な仕事に。「初めは責任の重さに不安で仕方がなかった」と心情を明かす。

 代表選手と長時間一緒に過ごすため、4日間の「マナー訓練コース」も受けた。「日本人に通訳するときは大声を出さない」「犬肉の店には連れて行かない」など注意点は数えきれず、水の飲み方まで勉強。さらに、もしものときのため、心臓マッサージや人工呼吸の教習も受け、準備は万端だ。

 ボランティアの練習をした昨年九月のトライアスロン五輪テスト大会では、空港に送る際、2台来るはずのバスが1台しか来ないトラブルが発生。仕方なく選手用のバスの通路にまで荷物を詰め込み出発、事なきを得たことで、逆に自信につながった。

 時さんは「一生に1回のチャンス。勉強してきたことを生かし、1人でも多くの選手と仲良くなりたい」と目を輝かせる。(北京、共同)



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