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 伝統を重んじる古都が、国際基準の祭典を前にどう変わろうとしているのか。五輪の街角から報告する。
 世界のトップアスリートが集う五輪を直前に控えて変わりゆく中国。北京五輪開催の意義を、多様な観点から聞いた。

五輪にかける母娘2代の夢  体操金メダルの劉〓(王ヘンに旋)さん

2000年シドニー五輪。女子平均台で初の金メダルを中国にもたらした劉〓(王ヘンに旋)さん(28)が表彰台でまず思ったのは同じ体操選手だった母のことだ。「とても優秀な選手だったが(文化大革命という)特殊な事情で競技継続を中途で断念した。その母の夢がかなった」。

1958年、国際オリンピック委員会(IOC)を脱退した中国が五輪に完全復帰したのは84年のロサンゼルス五輪。この間「すべての運動選手の夢」(劉さん)である五輪出場の機会を得られず涙をのんだ中国選手も数多い。

長期の政治的混乱と国際社会での孤立。さらに2000年五輪開催争いでの敗北を経てようやく開催目前までこぎ着けた北京五輪。「すべての中国人にとって大きな誇り。絶対に失敗したくないという大変な期待感を持っている」。劉さんにとっては母娘2代の夢の実現といえる。

シドニー五輪の後は芸能界に進出、映画、テレビ出演や司会者を務める。明るく前向きな努力家として知られニックネームは「〓(王ヘンに旋)美人」。五輪出場後に学んだ北京大学では、毎日数十通を超すファンレターが若者から届いた。

「五輪は私の人生を変えた。開催で中国も大きく前向きに変わるのは間違いない」。五輪には審判やリポーターの立場で参加する。不遇な生活を送る引退選手らを支援する新規事業の立ち上げが今後の夢だ。(北京、共同)



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