「夏に負けた相手に連続で負けるわけにはいかない。自分で決めるつもりで打席に入った」。7回、思い切り踏み込んで内角の球を振り抜くと、打球は左翼の頭を越えた。3塁から伊藤大貴選手が悠々生還し、背番号10の1年生投手は2塁で3回ガッツポーズした。
投げては「少し緊張したが楽しみな気持ちが上回った」との言葉通り。初回に先頭打者に4球を出しても、5回に2死1、3塁のピンチを迎えても、最速138キロの速球がさえた。終わってみれば1安打完封。「これまでで最高の投球」と胸を張った。
関東一への進学を決めたのは江戸川区立小岩五中の3年生だった昨夏。修徳に逆転勝ちで甲子園出場を決めた試合をスタンドで観戦したのがきっかけだった。新チームで主戦は同じ1年の醍醐駿平投手が務めるが、米沢貴光監督から「気持ちが強く真っすぐ押せる」と雪辱の舞台を任された。
攻守の活躍を支えた強い気持ちは、苦い失敗から生まれ... [記事全文] 10/31 【東京新聞】





