洲本の谷口雄亮主将には忘れられない場面がある。2010年秋の県大会準々決勝・神戸国際大付戦。九回表に3ランで同点に追い付きながら、その裏にサヨナラ負けを喫した。最後の打球は左翼を守る谷口の横を抜けていった。「自分が打球を止められていたら。めちゃくちゃ悔しかった」
それから1年後の秋、無念を晴らす舞台が巡ってきた。県大会3回戦で再び神戸国際大付と対戦。洲本のメンバーには前年の試合で先発出場した選手5人が残っていた。「あの時の借りを返さなあかん」「先輩の分も絶対に勝とう」。試合前からムードは最高潮だった。
気持ちの乗ったナインは序盤から襲いかかった。三回、先制点をたたき出した3者連続安打はすべて初球打ち。相手投手が交代してからは一転、ボールを見極めた。三回に一挙7得点、四回にも5点。最終的に14安打13得点で七回コールドゲーム勝ち。3連覇を狙う王者を打ち砕いた。
「他校の監督から... [記事全文] 02/02 【神戸新聞】





