②楽しみな本格派右腕 気になる空模様
本番に備えた32代表校の甲子園練習が終了し、いよいよ21日の開幕を待つばかり。調整は万全だったか、不安なポイントは解消できたのか。本格的な春を告げる第82回選抜高校野球が幕を開ける。 鍛錬の日々を耐え、つかみ取った甲子園への道だから、球児はさっそうとしている。強いと評価されていても、低い判定を受けていても、それはあくまで第三者の声として処理しているのだろう。甲子園練習に現れた監督ら指導者の髪もきちんと整えられていて、ある種の決意と大会の歴史への敬意がのぞいていた。 既に決定している1回戦の組み合わせは好カードが多い。特徴としては右腕の本格派投手が多く、今春だけでなく夏に向けて飛躍の夢を託すことができる。強いから勝つのか、勝つから強いのか。勝敗の解釈も高校野球だけに複雑で、意外な伏兵の出現で波乱が続出するかもしれない。 気になるのは空模様だ。これだけは人間の知恵も工夫も及ばない。不順な天候の3月は「春に3日の晴れなし」「菜種梅雨」「三寒四温」などと多彩な表現で表される。まだ桜の開花が話題になることもなく、このところ甲子園球場の周辺も早春の域を出ていない。困ったことに開幕日は傘マークの予報が出ていて、いきなり日程のつまづきがあるのか…。青空と柔らかい風がほしい。 【写真】前評判の高い東海大相模のエース一二三慎太投手(18日のシート打撃練習から、共同)



