友達のドキドキ その110/03/17
お休みの日、
高校時代からの友達と2人で、
外で食事をしていた。
芸能界のある方の大ファンで、
ファンクラブにも入っているその彼女が、
ちょっと前、テレビ番組の観覧者募集に
応募して、当たったという。
専門学校に通っている彼女は、
番組収録の当日、
学校が終わるとバタバタと大急ぎ。
「テレビ局まで行ってさあ、
並んでさあ...」
うれしそう。
「それで、ちょっと聞いてよ」
聞いてる聞いてる。
「テレビ出ちゃったんだよ!」
「へ !?」
言ってくれれば見たのにぃ。
もう放送は終わっちゃったんだぁ。
なんでよ、なんで教えてくれなかったのよ。
番組で、
出演者とお客さんの一人が、
「彼氏と彼女」という設定で
短いお芝居をするコーナーがあって、
「やってみたい人!」と募る時があったそうで。
観覧席のお客さんの多くが手を挙げる中、
あまり前に出るタイプではない私の友達は、
「そんなに出たくはないけど、
後悔するかもしれないから、
とりあえず挙げておこう」
と、遅れがちに手を挙げたら、
見事選ばれちゃった。
うわわわわ、ですよね。
だって、みんなの前に出て、
恋人同士のシチュエーションで、
お芝居をしなくちゃいけない。
友達はもちろんお芝居未経験。
「ああ、だったらもっといい服着て来れば良かったぁ」
と思ったそうだけれど、もう遅い。
彼女は動揺しつつ前に出た。
(続く)
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【写真】
映画「ボックス!」(5月22日公開)のロケ現場で