久しぶりの「放送室」です。少し前になりますが『サラリーマンNEO』(NHK総合)で演じたギャル社長は面白かったですね。私の周りでも反響がありました。
そうなんですか、演じているほうは大変だったんですけど(笑)。
セリフの量が多くて。
あ、そういう意味で大変なんですね。でもギャップが良かったじゃないですか。
普通のOL的な役のコントをやった上で、ギャル社長というのが、楽しかったです。
そうですか。
あれ? 自分ではあまり思わないですか?
いえ、そうではないですけど、最初から最後まで通しで撮るので、舞台チックというか、けっこうきついですよ。しかも社長だから、その場を仕切っていかないといけないじゃないですか(笑)。だからけっこう、しんどかったりするんです。逆に、見ている方はどんな感じなんですか?
あまりに違うキャラクターに変身しているから、「あれって谷村美月だったの?」っていう反応もありましたよ。
そうなんですね。コントをやったことがないというのもありますが、私の中では普通にお芝居をしている感覚なんです。「サラリーマンNEO」って、見ている方々が選ぶ面白さですよね。
確かに。
演じている自分自身は、面白いというのとは違うんですよね。放送を見て初めて、「あ、面白い」って思うんです。
なるほど~。
演じている時は、「これは、何がどうなんだろう?」っていう感じで、けっこうモヤモヤして(笑)、何かをやったぞっていう感覚はないんですよね。なんか気持ち悪いなと思って(笑)池田鉄洋さんに聞いたら、「この現場はそうだよ。基本、これっていうのはないから」っておっしゃったんです。
そうなんですか。池田さんもそう感じていらっしゃると。
ええ。だから、あんまりすっきりして帰るっていうことはなかったんです(笑)。多分、見ている方によって、笑うツボがそれぞれ違うんでしょうね。
そうですね。あんなにはじけたギャル社長を演じながらも、内心はモヤモヤしていたとは、貴重なお話を聞きました。