花咲爺ブログ
桜のうんちく大特集です
泰山府君という名のサクラ

泰山府君という名のサクラがある。大振りの八重桜で花弁が35-40枚もある。花の外側ほど色が濃く、中心部は白い。新宿御苑にもあるから、名前を知らなくとも見たことがある人は多いはずだ。間違えても中国から ・・・
桜の花が縁で名づけられた磐余稚桜宮
藤原京、平城京、平安京。教科書で習った日本の都だ。「みやこ」と読む。「京」も「みやこ」。「京都」は訓読みするとおかしなことになる。みんな唐の時代の長安を模して東西南北に碁盤の目の道路を配置した。天皇 ・・・
小岩井農場と小沢の一本桜

この数日、あーいいなぁ、と思うサクラの写真が2枚あった。ともに「一本桜」として有名な岩手県・小岩井牧場と福島県・田村市船引町。ニッポンの桜だよりでは、日々新たな写真が掲載されていくのでこの「花咲爺ブ ・・・
旧玉川上水の桜並木
日本には川の堰堤に桜並木が多くある。水辺に桜木を植える風習は昔からあった。井戸の周囲にも桜が植えられている。ただこれだけ桜木の多い国であるから、水辺の桜だからといって目立つわけではない。 山田忠雄 ・・・
宇多野の御室の桜

10年前、幸せなことに京都に住んで大阪に通うという生活をしていた。サクラの時期になると心が浮き立ち仕事どころではなくなる。仕事はシフト制で早番、遅番があり、遅番の日はぎりぎりまで京都でサクラを探索し ・・・
2000年咲き続ける武川の神代桜
前回、樹齢500年の「ひょうたん桜」を紹介したが、もっともっと古いサクラが山梨県北杜市武川の小高い山高地区の実相寺に生きている。樹齢2000年とされるそのエドヒガンザクラがいま満開を迎えている。 ・・・
ふるさとのひょうたん桜
ふるさと高知の山間に「ひょうたん桜」がある。つぼみの形がひょうたんに似ていることからこの名がついた。いま満開、仁淀川町(旧吾川村)のホームページに日々の記録がアップされている。8日夜の写真をちょっと ・・・
飛鳥山と熊野をつなぐ800年
東京のソメイヨシノは大方、盛りを過ぎたが、飛鳥山について書きたい。JR王子駅の西側にある公園のキーワードは「飛鳥」と「王子」である。 飛鳥山のサクラは八代将軍吉宗がサクラを植えさせ、庶民に開放した ・・・
凛として立つ一心行の大桜

昨年からの「ニッポンの桜だより」を担当している。昨年はサクラ記事を日本列島の地図にプロットする余裕はなかった。今年のサイト開設前に、昨年の記事500本近くを地図にプロットした。1週間以上かかったが、 ・・・
白山神社の白旗桜

きのう昼下がりに、文京区の白山神社を訪ねた。白旗桜があると、佐藤俊樹著『桜が創った日本』にあり、ぜひとも満開のとき、自分の目で確かめたかった。 列島には歴史あるサクラの木が多くある。源氏の棟梁、義 ・・・
塩釜桜

佐伯市青山の東光庵にあるシオガマザクラ(塩釜桜)が満開になったと大分合同新聞が報じている。 花弁が4、50枚もある見事な八重桜で、ボリューム感は満点。平安時代の和歌にもうたわれているそうだから、昨 ・・・
上野の森は伊賀上野?

サクラの名所、上野。地名の由来が忍者の里の伊賀上野だったら、びっくりするかもしれない。 そんな説の背景に地名の一致がある。 江戸時代、上野に真っ先に邸宅を設けたのは家康の知恵袋だった津藩主、藤堂 ・・・
花咲爺だった木戸孝允?
江戸のサクラの名所といえば、上野に飛鳥山、隅田川。郊外では小金井といったところだろう。後にソメイヨシノと呼ばれるようになった吉野桜がどれだけ咲いていたかは分かっていない。ヤマザクラやオオシマザクラ、 ・・・
花咲爺とハナダイコン
あるとき考えたことがある。「日本列島をサクラづくしにしたのは誰だろう」「花咲爺がいたに違いない」と。 40年近く前、都立西高の校長をしていた近藤正平先生の家に下宿していた。近藤先生は無類の花好きで ・・・
“吉野桜”だったソメイヨシノ
サクラの代名詞となったソメイヨシノは、発祥地とされる「染井」とサクラの名所「吉野」の二つの地名から成る。オオシマザクラとエドヒガンザクラを交配して生まれたとされるが、「ソメイヨシノ」の名が生まれたの ・・・
夜桜の名所は!
まだソメイヨシノの開花宣言はない。いまのところ、大分、高知、静岡あたりが3月24日に開花すると気象庁は発表している。東京に住んでいるとここ数日急に気温が上昇している感じがするので、もう少し早くなるか ・・・
初御代桜

3月6日、宮崎日日新聞に初御代桜(ハツミヨザクラ)の開花記事が掲載された。ヒカン桜の一種で寒緋桜(カンヒザクラ)と啓翁桜(ケイオウザクラ)との交配により作出された早咲き品種。 「新富町日置の追分地区 ・・・
殿様の愛した蜂須賀桜

徳島市、原田家にある「蜂須賀桜」の一般公開が9日で終わっていることを知って残念に思っている。 樹齢250年のサクラの木は、ヤマトザクラと沖縄系の桜の一代交雑種カンザクラの一種。2月末に開花する早咲 ・・・
花咲爺は健在
サクラの開花シーズンの併せて3月10日、「ニッポンの桜だより」をオープンした。昨年は47NEWSが始まったばかりで、子どもの積み木のようなサイトだったが、今年は桜地図も併用するなど進化したのではない ・・・
松阪山中の奥墓 本居宣長
しきしまの大和心を人とはば 朝日ににおふ山桜ばな あまりにも人口に膾炙された本居宣長のうた。国学の開祖の一人である宣長の墓は松阪市郊外の山中にある。生前自ら設計した通りにつくられ、そこに一本の山桜 ・・・
南殿の桜の続き
京都を訪ねて御所が左京区にあるのをおかしいと感じた人は相当な京都通だ。御所を中心に左右があるはずなのに。歴史教科書の平安京の配置図は覚えていると思う。あの図は設計図のようなもので実際建設されなかった ・・・
南殿の桜 吉田兼好

吉野の花 左近の桜みな一重にてこそあれ(徒然草) 4日から京都御所が一般公開された。「左近の桜」は南殿つまり紫宸殿の前庭の東側に植えてある桜のことである。西側には「右近の橘」がある。桓武天皇が平安 ・・・
外山の霞 大江匡房
高砂の尾上の桜咲きにけり 外山の霞たたずもあらなむ 東京は桜が満開になってから天候不順である。きのうは黄砂とまがうほど空が低かった。今日も雨模様である。せっかく桜が咲いたのに「外山の霞たたずもあら ・・・
近江の「行く春」 忠度

さざ浪や志賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな 千載集では読み人知らずとされているが、平清盛の末弟、薩摩守忠度が作者。平家物語の「忠度都落」はあまりに有名。 忠度は一ノ谷の戦いに向う途上、藤原 ・・・
東円堂の八重桜 伊勢大輔
古への奈良の都の八重桜 きょう九重に匂ほえるかな 歌の意味の解説は不要であろう。藤原道長が権勢を誇った時代。一条天皇の元へ奈良から八重桜が届いた。そこに居合わせた伊勢大輔に「その花を題にて歌よめ」 ・・・

