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森林インストラクター米倉久邦のシニアの星

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中高年登山塾
(50)仲間づくり 
イラスト:工藤美和子

(50)仲間づくり 

 単独行は嫌いではない。たった一人で山を歩き、山と向き合う。それも悪くはない。だが、危険も背負う。それよりは、中高年としては、みんなでワイワイと楽しむ方がお薦めだ。中年のご夫婦が互いにいたわり合いながら登っているのも、心の和むいい光景である。

 しかし、連れあいが山が好きとは限らない。適当な友達も見つからないとなると、新しい仲間をつくらなくてはならない。学生時代の山仲間はいまもいるのだが、皆、腹に肉がついて飲み仲間になってしまった。会えば昔話になってしまう。

 やむなしと新しく山岳会に入ってみることにした。でも、どこにしよう。山岳会といってもまさしくピンからキリである。先鋭的な岩登りやフリークライミングに力を入れているのもあれば、ハイキングやトレッキングが主体の会もある。

 なにか、取っ掛かりが欲しいと、山の雑誌をながめてみた。後ろの方に山岳会の募集広告がいっぱい並んでいる。それぞれが苦心して書いたPRを見れば、どの程度のレベルかが分かる。

 背伸びをしてはいけない。自分の足に合いそうな会に的を絞る。たいがい、インターネットのホームページも開いているから、そちらで検索すると、もう少し詳しく分かる。情報交換に月に1、2回の例会を開いているので、会社や自宅から通いやすいところであることも目安になる。

 私は山スキーに興味があったので、「東京スキー山岳会」という名前にひかれて例会に顔を出した。もう60歳に近かったので嫌な顔をされるかと思ったが、気にするふうがない。気に入った。なあに、肌が合わなければやめればいい。好きな者同士が集まっている趣味の会である。気楽に考える方がいい。(米倉久邦、2004年3月)


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