

イラスト:工藤美和子
(25)靴底にも注意して選ぼう
靴底の話をしておかなくてはいけない。最近、歩いている最中に、靴底がベロンとはがれるというとんでもない問題が起きている。はがれた底が引っ掛かって転落し、大けがをしたケースも報告されている。
立山の小屋で靴を粘着テープでグルグル巻きにしていたおじさんは「剣岳の下りで気が付いたら靴の底がぶらん。怖い思いをしました」と話していた。応急処置で下山しかない。
原因は靴と底をくっつけているミッドソールに使われているポリウレタン。この素材は軽くてショックを吸収し、摩耗に強い。1990年ごろから使われ始め、輸入靴のほとんどに使用されているという。
靴底がはがれるという苦情が2000年ごろから急に増えた。同じ靴を使っている欧州ではそんなことは起きていない。日本特有の問題だ。なんでそんなことが、と思うだろう。実はポリウレタンは高温多湿に弱い。日本のような気候では、いわゆる「経年劣化」を起こしやすい。
重大事故につながるだけに、日本スポーツ用品工業会と日本スポーツ用品輸入協会は「登山靴・トレッキングブーツ品質対策委員会」をつくって、消費者へPR作戦を展開中だ。
対策を聞いた。出かける前には裂け目ができていないか、よく点検する。手で底を折り曲げてみるといい。雨にぬれたり、水の中を歩いても構わない。後の手入れが大事だ。中敷きを外してよく陰干しし、保革油や防水スプレーをしておく。
一番肝心なのは保管方法だという。ビニール袋に入れて押し入れに放っておいたというのが最悪。使っていなくても、底がはがれる。風通しのいいところにしまい、時々外に出して干す。そうすれば、簡単にはがれることはない。(米倉久邦)
【登山塾】

- 県民の森 梵珠山だより
写真がいっぱい【東奥日報】 - 森のみち草 夫婦でペンション
- 雪崩の森
- 寄稿・わが至福の時
- 山に聞く

- 冬山遭難の救助へ備え 若柳署員ら30人、雪上訓練 栗原【河北新報】
- 鳥取県警が大山で冬山遭難救助訓練【山陰中央新報】
- 甲州で癒やしのハイク 登山家の田部井淳子さん 30日 被災者45人を招待【山梨日日新聞】
- 山ガール、宿泊気軽 白山室堂に個室棟【北國新聞】
- 緑取り戻そう 大規模山林火災1年、植林計画進む【神戸新聞】
























