装い新たに「おいしい山形プラザ」
第81回米アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」のロケ地として、ことしのNHK大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続が生きた舞台として、何かと話題に上ることが多くなった山形。そんな中、山形産の食の魅力を全面にアピールしようと、山菜や果物、地酒などをふんだんに取りそろえた「おいしい山形プラザ」が、ことし4月30日、銀座にオープンした。
1階は物産店、2階はその日に届く地元食材で仕上げる「山形イタリアン」のレストラン。ランチタイムは午前11時半からだが、午前10時にはすでにお客が並ぶ人気ぶりだ。
山形県はこのプラザの開店前、オフィス街の港区虎ノ門に、名物の「そば」を中心にした店を構えていた。運営を手掛ける県観光物産協会東京支部の海沼俊人副支部長によると、土、日曜日は周りの官庁が休みのため客足が途絶えがちだった。
そのため休日でも集客を見込める商業エリアへの進出を決めたという。
この戦略が奏功してか、現在は一日当たりの来客数を3倍近くにまで増やした。
1階は山形特産のサクランボやラ・フランス(洋梨)の瓶詰め、それにワラビ、コゴミなどの山菜のほか、丸ナスやキュウリの漬物などが並ぶ。山形では何種類もの野菜を細かく刻み、一緒に塩漬けにして野菜を余すことなく使い切る。
江戸時代中期に非常食の備蓄や倹約を奨励し名藩主として知られる上杉鷹山の教えが今でも生きているようだ。
山形の「県の木」でもあるサクランボは、ハウス栽培のものは冬でも買うことができるが、露地物はこれからが旬の季節。県農林水産部によると、受粉期に雨が降ったため収穫量が例年より僅かに減りそうだが、大粒で甘い「赤い宝石」はいよいよ今月中旬、店頭にお目見えする。
おいしい山形プラザ
東京都中央区銀座1の5の10 電話03(5250)1750



