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2017年()11月23日(木曜日)
47コラム
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地方の声や主張 - 地方紙のコラム一覧ページ
 東京と地方では、いまや視点が異なります。北海道から沖縄まで、ベテラン記者のコラムを読み比べてみませんか。

日めくり

 犬派に朗報だ。ネコノミクスの波が到来し、猫ブームがすっかり定着したが、犬だって負けていない。なんと、かわいいだけでなく、飼い主の命を救ってくれるかもしれないという。

 犬を飼うことで死亡のリスク、中でも心筋梗塞など心血管疾患の危険性が大幅に軽減される可能性があるとのスウェーデンの研究結果が、科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。米CNNが報じた。

 1人暮らしで犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて全体の死亡リスクは33%、心血管疾患関連の死亡率は36%も低下するという。心臓発作のリスクも11%軽減。1人暮らしではない世帯でも、死亡リスクは11%、心血管疾患による死亡の可能性はそれぞれ15%低くなる。調査はスウェーデンで過去12年間に蓄積されたデータを活用、40~80歳の340万人以上を対象とした。

 さらに面白いことに飼っている犬種によっても人の健康に与える影響が違うという。レトリバーなどの狩猟犬の方が、より長生きできるというのだ。

 飼い主が犬の散歩で日常的に運動をすることに加え、犬が家に持ち込む汚れや、犬になめられたりすることで免疫系が発達することなどが要因として考えられる。ストレス低下の影響ももちろんある。ただし、身体に障害がある人が犬を飼わない傾向にあることも考えられるなど、犬を飼うから健康になるのではなく、健康な人が犬を飼うとの逆の「指標」にすぎないとの指摘もあり、さらなる研究の必要性もありそうだ。

 残念ながら私は猫派で、猫では健康にはつながらないかもしれない。犬派の方々は、ぜひ長寿のために犬との散歩を。 (47NEWS編集部 関かおり)

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「卓上四季」

【北海道新聞】

 

 「働く」という言葉は、「傍(はた)(周囲や他人)を楽にする」から来ているとよく言われる。語呂合わせだろうが、日本国語大辞典(小学館)にも「他人のために奔走したり取りはからったりする」という意味がある。あながち的外れではあるまい▼周囲の人を楽しく、幸せにするのが「働く」本来の意味だとしたら、どれ・・・[続きを読む]

「河北春秋」

【河北新報】

 

 上山市狸森(むじなもり)地区。山あいにある旧山元中の跡地に石碑が立つ。「きかんしゃの子どもはいつも力を合わせていこう」。1950年代に同校で生活つづり方教育を実践した無着成恭さん(90)=大分県在住=が碑文を刻んだ▼「きかんしゃ」は当時指導した学級文集の名。後に『山びこ学校』と改題され、本にな・・・[続きを読む]

「天地人」

【東奥日報】

 

 「この冬は雪が多いのか、それとも少ないのか」。青森市で昨年より10日遅い初雪が観測されたつい1週間前までは、それが職場やご近所でのあいさつ代わりだった。それ以降も津軽地方や下北地方を中心にまとまった雪が降り、県内各地で11月の最深積雪を更新した。「このまま雪が解けずに、本格的な冬になってしまうのか」と・・・[続きを読む]


「天鐘」

【デーリー東北】

 

 天鐘(11月23日)小紙に行数が21行しかない小さな記事が載った。先の大戦でシベリアに抑留されて、死亡した人の身元が分かったという。敗戦から72年も経過しているのに驚く。酷寒の地でどう抑留生活を過ごしたのだろうか▼旧ソ連のスターリン首相は、自国の戦災復興を行う人員不足を補充するため、日本人捕虜・・・[続きを読む]

「北斗星」

【秋田魁新報】

 

 「電話でお金の話は詐欺です。いったん切ってすぐ相談しましょう」。通勤バスの車内アナウンスに一瞬ドキッとした。表現がストレートだったからだ▼振り込め詐欺被害が後を絶たないことから、県が秋田中央交通に委託して4月から放送している。高齢者が多く利用する秋田市内の五つのバス路線を選び、来年3月まで車内・・・[続きを読む]

「談話室」

【山形新聞】

 

 ▼▽エアバッグの世界的メーカーだったタカタが2兆円近くの負債を抱え経営破綻したのは半年前のことである。欠陥製品の異常破裂が米国などで判明してからも、自動車メーカーと責任を押し付け合い問題を長引かせた。▼▽世論を硬化させた理由はそれだけではない。最初のリコール(無料の回収・修理)から破綻に至る9年間・・・[続きを読む]


「風土計」

【岩手日報】

 

 2017.11.23シカが日中でさえ大通りを走り抜け、揚げ句は納屋に突っ込む。イノシシは屋敷に飛び込み、田畑を荒らすことも度々だった。「盛岡藩御狩り日記」(遠藤公男著)が描く江戸時代の城下町盛岡の風景▼時計を巻き戻したように、ニホンジカとイノシシが人々の暮らしを脅かす。五葉山周辺に限られていた・・・[続きを読む]

「あぶくま抄」

【福島民報】

 

 光の海(11月23日)陸地に海が出現した。いわき市四倉町にあるトマトのテーマパーク「ワンダーファーム」は日没とともに無数の光が浮かび上がる。イルミネーションは、漁港や海水浴場を備える四倉の海をイメージした。地元のまちづくり団体などが活気を生み出そうと初めて企画した。広場に7万個の発光ダイオード・・・[続きを読む]

「編集日記」

【福島民友新聞】

 

 国内外の労働事情に詳しい評論家の寺島実郎さんは自著でいまの職場は働くことの喜びを感じにくいと指摘する。IT(情報技術)の導入によって仕事がパターン化され、働く人の充足感を満たせなくなっているからだという▼寺島さんは、働くことを「カセギ」と「ツトメ」との言葉で表す。カセギとは経済的な糧を得ること・・・[続きを読む]


「雷鳴抄」

【下野新聞】

 

 その名はしっかりと覚えている。だが親しんだのは半世紀以上も前のこと。内容はうっすらとした記憶しかない。でも夢がたっぷりと詰まっていたのは確かだ▼幼稚園や保育園に通う子どもたち向けの月刊保育絵本「キンダーブック」(フレーベル館)のことである。1927(昭和2)年11月に「観察絵本」として誕生し、創刊・・・[続きを読む]

「いばらき春秋」

【茨城新聞】

 

 地域サロン活動の「たまり場」を水戸市内で実施している方から手紙をいただいた。同たまり場は諸事情で休止に至ったが、シニア学習塾の名称で川柳俳句の作り方、スマホとインターネットに学ぶ連続講座を開いているそうだ▼別会場で、認知症予防のすごろくを発案した水戸市東部高齢者支援センターが主宰するたまり場を・・・[続きを読む]

「三山春秋」

【上毛新聞】

 

 ▼その所作の美しさに思わず見とれてしまった。沼田市で今月開かれたえびす講の模擬店で、利根実業高生がそば打ちを披露した。40分ほどで水回しから片付けまでを流れるように行う作業は、まるでショーだった。見た目も美しいそばは20日放送されたテレビ番組「くいしん坊!万才」で、松岡修造さんが「金メダル」と絶賛し・・・[続きを読む]


「斜面」

【信濃毎日新聞】

 

 〈ばからしくて間が抜けて…日本の人全部が、こんな、冬の花火みたいなものだわ〉。太宰治の作品では冬の花火は散々な言われようである。敗戦の冬、夫の戦死を予感しつつ実家に戻った女性が、線香花火を手にして涙ながらに言う◆疎開先の津軽の生家で書いた初めての戯曲「冬の花火」だ。今夜、長野市で開く「えびす講・・・[続きを読む]

「日報抄」

【新潟日報】

 

 11月23日水俣病患者を支援したことで知られる県人画家の故・若槻菊枝さんの評伝に父清作さんが登場する。大正期の木崎村(新潟市北区)で始まった木崎争議では多くの農民が逮捕されたが、清作さんもその一人だという。釈放時の歓迎が熱い▼小作仲間が集まり「英雄、若槻清作君、ばんざい」と声を上げ、土への愛惜・・・[続きを読む]

「中日春秋」

【中日新聞】

 

 ビール瓶で殴る場合、空と中身の入った状態では、どちらが強力かを実験で調べたところ、ビール瓶は空の方が頑丈だと分かった。そんな物騒な法医学の研究が、「まず笑わせ、そして考えさせる」業績に贈られるイグ・ノーベル賞の「平和賞」に輝いたのは、二〇〇九年のことだ▼身近な品がいかに危険な武器となるかを実証・・・[続きを読む]


「大観小観」

【伊勢新聞】

 

 ▼おや、いまごろ、というのが大方の県民の正直な感想なのではないか。越境入学を認める新方針を固めたばかりの県教委が、県内の通学区域外からでも入学できるよう、規則の見直しを検討するという▼「越境入学と関連して議論すべき」と廣田恵子教育長。越境入学問題を受けて開かれたとはいえ、そんな当たり前のことを・・・[続きを読む]

「大自在」

【静岡新聞】

 

 2017年11月23日【大自在】(2017/11/2307:20)▼次女恭子さんはバルセロナ五輪の金メダリスト。長女、三女ともそれぞれ独立した今も、岩崎勝稔[かつとし]さん(74)・真知子さん(69)夫婦の沼津市の自宅には幼子の声が響いているという。孫ではなく、児童相談所を通じて預かった。10歳から1歳まで3人の・・・[続きを読む]

「時鐘」

【北國新聞】

 

 きょうのコラム『時鐘』2017/11/2301:16きょう23日(にち)は勤労感謝(きんろうかんしゃ)の日(ひ)。戦前(せんぜん)までは「新嘗祭(にいなめさい)」として知(し)られた日(ひ)だ。旧暦(きゅうれき)の11月(がつ)は冬至(とうじ)にも近(ちか)くて「一陽来復(いちようらいふく)」の願(ねが)いを込(・・・[続きを読む]


「越山若水」

【福井新聞】

 

 【越山若水】この時期には、雪と見まがうものが空を舞う。一般的な呼び名は「綿虫(わたむし)」。福井の俳句愛好家も心ひかれる冬の季語らしく、本紙の「福井俳壇」にもよく飛来する▼白い綿きれのようだと付いた名前もいいが、北海道に流布する名が可憐(かれん)で美しい。「雪虫(ゆきむし)」という。これが群れ・・・[続きを読む]

「凡語」

【京都新聞】

 

 2008年、日本で開かれた主要国首脳会議(サミット)の誘致には、京都、大阪、兵庫3府県の関西勢など3地域が名乗りを上げていた。ところが前年、会場に選ばれたのは誘致レースに参加していなかった北海道だった▼豪奢(ごうしゃ)なリゾートホテルで行われた「北海道洞爺湖サミット」の時である。京都開催を信じ・・・[続きを読む]

「正平調」

【神戸新聞】

 

 駄菓子屋を営む高齢の女性は足が不自由だった。だから雨の日のごみ出しは大変だ。片手に傘、片手に重い袋◆見かねた男子中学生が手伝い始めた。収集の日は早く起きて運ぶ。小遣いをと言っても、彼は「それが欲しくて、しとるんじゃない」。北陸中日新聞の記事で、日本新聞協会の募る気持ちの良い話題、「HAPPYN・・・[続きを読む]


「水鉄砲」

【紀伊民報】

 

 晩秋の信濃路を車で走った。信州はさすが山の国。全山これ紅葉で、秋を肌で感じる所が多い。霧ケ峰高原が特に良かった。▼この頂上からは、前方に南アルプスと中央アルプスの連山が一望できる。目を転じれば、遠景に冠雪した富士山、近景に八ヶ岳連峰が展開する。明治の文豪・徳冨蘆花は『自然と人生』で「富士、雪を・・・[続きを読む]

「滴一滴」

【山陽新聞】

 

 会期残りわずかの「運慶」展を上野の東京国立博物館で見た。開場前から既に40分待ちの列ができていた。運慶とその父子らが残した国宝級の仏像が一堂にそろい、まさに圧巻の存在感だった▼「八大童子立像」は童子の髪の毛や彩色された衣装の文様が繊細に表現され、内面の豊かな感情まで伝わってくる。邪鬼を踏みつけ・・・[続きを読む]

「天風録」

【中国新聞】

 

 「ジンバブエの奇跡」も今は2017/11/23高校の授業で「ローデシア」という国名を覚えた。19世紀英国の政治家セシル・ローズの名前を冠したと知って驚いた記憶がある。かつてアフリカ南部にあって、少数の白人が支配した異形の国だった▲それでもローデシアは英自治領の地位に飽き足らず、総督を追い出して1965年に独・・・[続きを読む]


「海潮音」

【日本海新聞】

 

 子どもの頃、周りを杉林に囲まれ、山が遊びや学びの場、木の香りの中で育った。ふるさとの山里・智頭町芦津地区。そんな風景が当たり前だった◆その智頭の林業景観が国の重要文化的景観に選ばれた。林業景観としては全国で初めてという。地区の人たちは慶長時代から山での暮らしを大切にし、営々と守ってきた。多くが・・・[続きを読む]

「明窓」

【山陰中央新報】

 

 干し柿が食べ頃になった2年ぶりに手作りした干し柿が食べ頃になった。10月下旬に軒下につるしてから3週間余り。甘味は十分。先週はまだ中が柔らかめだったが、乾燥が進んで鼈甲(べっこう)色が濃くなり、違った歯応えと味わいが出てきた▼お裾分けでもらった100個余りの柿の皮を、先端を少し残してむくのは手・・・[続きを読む]

「四季風」

【山口新聞】

 

 北風が木の葉を払う、本格的な木枯らしの時候が間もなくだというのに、今年は秋の味覚のひとつサンマを食べていない▼サンマが豊富に揚がる漁港のそばで育ち、焼いたり煮たりしたサンマで、白いご飯を腹いっぱい食べる習慣だったので落ち着かない。本州の西のはずれに住んでも、新鮮なものが手に入るこのごろだが、こ・・・[続きを読む]


「地軸」

【愛媛新聞】

 

 外国に行くと困るのが、列車が時間通り来ないことだ。米国の駅のホームでイライラして待っていると、現地の人が「時刻表は目安だから」とつぶやくのを聞いた▲「英国の時刻表はフィクションだ」。英国出身のフリージャーナリスト、コリン・ジョイスさんは「『ニッポン社会』入門」(NHK出版)で、日本に15年間滞・・・[続きを読む]

「鳴潮」

【徳島新聞】

 

 帝(みかど)に未練を残すかぐや姫は、不老不死の薬を献上し、後ろ髪を引かれる思いで月へ帰った。姫のいない今となっては薬など何になろう。帝は嘆き、天に最も近い高山で燃やしてしまうよう命じた使者は大勢の兵士を率いて頂へ向かった。ここから士に富む山、富士山と呼ばれるようになったという。最古の物語、平安・・・[続きを読む]

「小社会」

【高知新聞】

 

 高知県はユズの生産量が全国一の「ユズ王国」だ。今ごろ有数の産地、県東部などでは出荷作業も追い込みの時季。そんなことから高知県ゆず振興対策協議会がきょう11月23日を「ゆず記念日」と決めた。「いい風味(ふうみ)の日」の語呂合わせだ。俳句では、ユズは三つの季語を持つとされる。小さな白い花が咲く初夏・・・[続きを読む]


「春秋」

【西日本新聞】

 

 はあっ、と両手に白い息を吹きかける季節になると、手袋の出番。仕事で年中お世話になる人もいよう。きょうは、勤労感謝の日に合わせて日本手袋工業組合が制定した「手袋の日」だ▼同組合がある香川県東かがわ市周辺は、国内の手袋生産量の9割以上を占め、商品の多様さや品質の高さで知られる一大産地。その歴史は今・・・[続きを読む]

「くろしお」

【宮崎日日新聞】

 

 言語学者金田一春彦さんの本によると「働く」という字は国字、つまり中国にはなくて日本で生まれた漢字という。「日本人の勤勉さをよく表しているではないか」とのこと。そう言われると面はゆいのは、昔に比べると「こつこつまじめに働く」よりも「賢く上手にもうける」労働観が幅を利かしているからか。それでも働い・・・[続きを読む]

「水や空」

【長崎新聞】

 

 生徒に対する教師の体罰、部活動の先輩が後輩に振るう暴力、親による子の虐待−相手の「反撃」を心配することなく行使される暴力は、とりわけ陰湿で卑劣だ▲もちろん、暴力は基本的にいけない。報復の恐れや不安やその覚悟があったところで暴力は正当化されないし、反撃を奨励する意図もない。そこは最初にことわって・・・[続きを読む]


「有明抄」

【佐賀新聞】

 

 田舎町のウエートレスと、出所したてのならず者が出会って意気投合、街から街へ、2人は次々と凶悪事件を起こしていく—。1930年代前半の実話である。米国のボニーとクライドのカップルが、銀行強盗や殺人を繰り返し、米国の犯罪史に名が残る◆何度か映画化され、「俺たちに明日はない」(1967年)が最も有名・・・[続きを読む]

「南風録」

【南日本新聞】

 

 (11/23付)人に危害を加えない。命令に従う。自らを守る。1950年のSF小説「われはロボット」で、作者のアイザック・アシモフはロボットが従うべき三原則を提唱した。ロボットは人の役に立つことが存在価値である。韓国生まれの芸術家ナムジュン・パイクは、全く違う考えだったようだ。立体作品のロボットは何の役に・・・[続きを読む]

「金口木舌」

【琉球新報】

 

 最近、心弾む出来事があった。小学生の娘に手作り料理をせがまれたのだ。その料理とは、自ら命名した「パパカルパッチョ」。スーパーで安売りしている魚の切れ端を材料に、独自の味付けを施す▼11年ほど前、育休を1カ月間取った時に幾つか料理を覚えた。娘が好んで食べるおかげで作るのが楽しい。育休の貴重な体験・・・[続きを読む]


「大弦小弦」

【沖縄タイムス】

 

 原形をとどめないほどに大破した軽トラック。21歳の米海兵隊員による飲酒運転で、早朝の出勤途中に突然命を奪われた会社員と家族の無念さを思うと胸が締め付けられる▼基地内で酒を飲んでいたという海兵隊員は「公務外」なのに運転していたトラックは公用車。管理体制に落ち度があるのは明らかだが、証拠の車は日米・・・[続きを読む]