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2017年()01月24日(火曜日)
47コラム
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地方の声や主張 - 地方紙のコラム一覧ページ
 東京と地方では、いまや視点が異なります。北海道から沖縄まで、ベテラン記者のコラムを読み比べてみませんか。

日めくり

 米国のみならず世界中で繰り広げられた抗議デモの中、米国の第45代大統領に就任したトランプ氏。首都ワシントンで20日に行われた就任式に参加した聴衆の数を巡って早くも一波乱起きている。

 発端は聴衆の数を巡る一部米メディアの報道。連邦議会議事堂で行われた式について「空いた場所が目立ち、参加者は約25万人」と伝えたことに、トランプ氏は反発。「約150万人はいたように見える」と主張し、25万人と「うそ」を報じたメディアは「高い代償を払うことになる」と警告した。

 数時間後には、トランプ氏の命を受けたスパイサー大統領報道官がホワイトハウスで初の記者会見を開き「過去最大の人数だった」と強調。矛盾点を突こうとした記者の質問は一切受け付けず、異例の会見となった。

 一方、大統領顧問のコンウェイ氏は米NBCテレビに対し、150万人との言い分が正しいかどうかには触れないまま「alternative facts(代替的事実、代わりの事実)だった」と主張。番組のホストが「alternative factsとは事実じゃない、欺瞞(ぎまん)だ」と迫ったが、主張を変えなかった。

 就任式の聴衆の数については、明らかにトランプ氏側の分が悪い。連邦議会議事堂前の緑地帯を撮影した空撮写真が公表されたが、2009年のオバマ氏の大統領就任式の写真と比べると明らかにその数は少なく、人のいない空いた場所が目立つ。ニューヨーク・タイムズ紙は、英国の専門家が聴衆を8年前の「約3分の1」と分析していると報道。ワシントン・ポスト電子版はワシントンの地下鉄利用についても、20日の利用者は09年と13年のオバマ氏の就任式の時より少ないと指摘。就任式の中継を米国内で見た視聴者数も、オバマ氏の就任式よりも少ないことが明らかにされた。

 そもそも、代替的事実とは何だろうか。本当の事実に代わる事実という意味だろうが、大統領顧問自らがトランプ氏の主張が本当ではないと認めた苦しい言い訳と受け止められている。米メディアは早くも、「代替的事実」は、「ポスト真実」に続く、トランプ時代を象徴する言葉になるとはやし立てている。 (47NEWS編集部 太田清)

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「卓上四季」

【北海道新聞】

 

 早熟か大器晩成か。どちらを子どもに求めるかと聞かれたら、どう答えるだろう。英才教育を施し、一刻も早く才能を開花させたい。半面、あくせくせず、のびのび育ってほしい気持ちもある。結論に難儀するのが親心かもしれない▼大相撲の大関稀勢の里は、自らを「早熟で晩成」と述べていた。18歳で幕内に上がったのに・・・[続きを読む]

「河北春秋」

【河北新報】

 

 「おしん横綱」と言われた鳴戸親方(元横綱隆の里、青森市出身)は、理論家で博識。角界以外の交友も広かった。部屋を興して間もないころ、永平寺の秦(はた)慧(え)玉(ぎょく)・76世貫首から「作稀勢(稀(まれ)なる勢いを作す)」の言葉を授かった▼新弟子を鍛え上げ、これぞという力士にこのしこ名を付けよ・・・[続きを読む]

「天地人」

【東奥日報】

 

 凄絶(せいぜつ)な引き揚げ体験である。お産を終えたばかりの妻は6歳の長男、3歳の次男、生後1カ月の女児を抱えて国境を越える。『流れる星は生きている』は1949(昭和24)年に出版されベストセラーとなった。著者の藤原ていさんが2カ月前に亡くなった。妻の本に触発されて夫は、作家・新田次郎となった。母が守った次男・・・[続きを読む]


「天鐘」

【デーリー東北】

 

 天鐘(1月24日)凍(い)てついた雪道は足元の自由を奪う。凍結した道路で転ばないように用心して歩く。数日すると、脚が軽く痛む。ふくらはぎと、ももの裏側の筋肉痛。日頃の運動不足がたたったらしい▼この冬、大雪が降った関東や関西などでは、足を滑らせて転倒する人が続出した。「雪に不慣れだから」とテレビ・・・[続きを読む]

「北斗星」

【秋田魁新報】

 

 1951(昭和26)年11月、関西巡幸で京都大学を訪れる天皇に宛てて、学生の自治団体が公開質問状を発した。当時は警察予備隊(自衛隊の前身)の創設や日米安保条約の調印などで戦前回帰を心配する声が上がっていた▼質問状は「憲法によって貴方(あなた)に象徴されている人間たちの叫びに耳を傾け、私たちの質・・・[続きを読む]

「談話室」

【山形新聞】

 

 ▼▽雪の季節に酔狂な、と思われるかもしれない。夏場と変わらない自転車通勤。山形市中心部に消雪歩道が増えたおかげで、この冬もわが自転車は連日稼働中だ。自転車を引いて歩く所もあるが、おおむね快適に走れる。▼▽普通の道ではこうはいかない。雪で道幅が狭くなり仕方なく車道を走るものの、タイヤをとられ思う・・・[続きを読む]


「風土計」

【岩手日報】

 

 2017.1.24「ヘンリーには言うな」。実に奇妙なボブ・ディランの歌がある。ノーベル文学賞を受けた詩人には難解な歌詞が多いが、この曲も謎めいている▼土曜日の朝、俺は出かけた。川で、街角で、大衆食堂で、出会った誰もが口々に言う。「ヘンリーには言うな」。馬や牛まで同じ言葉を発する。しまいには、俺・・・[続きを読む]

「あぶくま抄」

【福島民報】

 

 世界に恩返し(1月24日)「夫は少しずつ歩けるようになり、希望を取り戻した。本当にうれしい」。高齢の女性が声を弾ませた。ロボット開発・製造業「サイバーダイン社」(本社・茨城県つくば市)のドイツ・ボーフム市にある現地法人のトレーニング施設。女性は夫のリハビリのため隣国のオランダから通う。同社は郡・・・[続きを読む]

「編集日記」

【福島民友新聞】

 

 「日本の産業を縁の下から支えているのは俺たちだ」。そんなキャッチコピーの下に、作業服姿の男たちの写真が並ぶ。なかなかのイケメンぞろいだ。もしかしたら新しいアイドルグループだろうか▼彼らは、実際に製造業や建設業などに携わっている従業員たちだ。いま、町工場などで働くかっこいい若手工員を「ゲンバ男子・・・[続きを読む]


「雷鳴抄」

【下野新聞】

 

 2008年北京五輪で中国は目覚ましい活躍をした。金メダルは2位米国の36個をはるかにしのぐ51個を獲得した。選手団の活躍を地元メディアは連日大きく伝え、お祭りムードに包まれた▼金メダル第1号は広東省出身の小さな女子選手だった。重量挙げ女子48キロ級の陳燮霞(ちん・しょうか)選手はトータル212キロを挙・・・[続きを読む]

「いばらき春秋」

【茨城新聞】

 

 西武筑波店(つくば市)の閉店が来月末に迫った。同店には30年近く前からよく訪れていただけに名残惜しい▼県内の百貨店は京成百貨店(水戸市)のみになるが、県内には数多くの百貨店が存在していた。水戸市内では創業279年の歴史を誇ったボンベルタ伊勢甚水戸店が2003年に閉店。京成百貨店もかつて土浦市に店舗を有していた▼・・・[続きを読む]

「三山春秋」

【上毛新聞】

 

 ▼〈厚い氷に一尺四方くらいの穴をあけ、尻に蓆(むしろ)を敷き、傍らに石油缶を切った火鉢を置いて冬の朝、紫光の公魚(わかさぎ)を手にする興味はまことに深い〉(佐藤垢石(こうせき)『氷湖の公魚』)▼釣り好きで知られた前橋生まれの随筆家、垢石(1888〜1956年)がこの作品で取り上げたのは榛名湖(高崎市)。こ・・・[続きを読む]


「忙人寸語」

【千葉日報】

 

 年に何回か訪れていた総合病院。ある日、担当医がいることを受付で確認すると、「その先生は独立しました」▼まさか遠方に?と不安になったが、同じ市内に開院したと聞き、ほっとした。この医師の受診を希望するのは、初診時からの丁寧な対応に引かれたことがきっかけだ▼内科、外科、歯科、眼科…と、いろいろな診療・・・[続きを読む]

「斜面」

【信濃毎日新聞】

 

 よく言われる「一寸先はやみ」は政界に限ったことではない。それでもグループで約19万人もの従業員を抱える大企業となれば驚きである。不正会計からの立て直しが順風満帆のように見えた東芝が一転、再び危機にひんしている◆つまずきは巨額の損失が浮上した米国の原発建設だ。虎の子の医療機器事業を売ってしのいだ・・・[続きを読む]

「日報抄」

【新潟日報】

 

 1月24日「ヒトなしに毒は存在しない」。はてと思わせる本の帯を見て「毒!生と死を惑乱」を手に取った。そして考えさせられた。どうして人類は毒に引き付けられるのか▼日本薬科大学教授の船山信次さんが書いている。例えば犯罪に使われて名が知れたトリカブトは利尿や鎮痛の作用から漢方薬に配合されることがある・・・[続きを読む]


「中日春秋」

【中日新聞】

 

 いまひとつ人気の出ない上方の噺家(はなしか)が、昭和の大名人・古今亭志ん生の伝記を読んでいて、「これだ!」という至言を見つける。名人の次男・志ん朝さんは早々に売れっ子になったが、長男の馬生さんはなかなか人気が沸かなかった▼馬生さんを励まして、志ん生師匠曰(いわ)く「いいか。お前はやかんが大きい・・・[続きを読む]

「大観小観」

【伊勢新聞】

 

 2017年1月24日(火)▼大相撲初場所十三日目の両国国技館。驚きやため息が漏れるのがお決まりの不戦勝を告げる館内放送に拍手と歓声が沸き起こった。異様な光景が、勝ち名乗りを受ける大関稀勢の里への積もりに積もった期待を物語った▼何が何でも日本出身の横綱を—そんなファンの願いが後押ししたのだろう。「千秋楽の結・・・[続きを読む]

「大自在」

【静岡新聞】

 

 2017年1月24日【大自在】(2017/1/2407:52)▼家庭用ゲーム機の登場から三十数年、コンピューターゲームは進化を続け、今やスマートフォンなど携帯端末でオンラインゲームを誰もが手軽に楽しむ時代だ。とはいえ、中高年世代にはなじめないという人も多かろう。熱中する子どもたちの体や心への影響を懸念する声も根強・・・[続きを読む]


「時鐘」

【北國新聞】

 

 きょうのコラム『時鐘』2017/01/2402:21居合(いあい)の達人(たつじん)・座頭(ざとう)市(いち)を悪漢(あっかん)たちが襲(おそ)う。盲(もう)目(もく)の市はとっさに部(へ)屋(や)のろうそくを切(き)り倒(たお)す。闇(やみ)の中(なか)では、相(あい)手(て)は手(て)も足(あし)も出(だ)し・・・[続きを読む]

「越山若水」

【福井新聞】

 

 【越山若水】数学と聞くとついつい尻込みしてしまう。そのせいだろう、数学的な話題に接すると大概はスルーすることが多い。ところが思わず「へえー」と感心した話がある▼芳沢光雄さんの「数学小噺(こばなし)」(KKベストセラーズ)にあった一文で、表題は「知り合いの知り合いは私の知り合い」という。娘が母親・・・[続きを読む]

「凡語」

【京都新聞】

 

 きつね色に焼き上げられたそば粉。料理やスイーツを添えて運んだ口に滋味と香りがふわっと広がる。6年前、まだ珍しかったガレット専門のカフェを京都市下京区で始めた橋本陵加さん(35)の夢は「農山村の暮らしの豊かさを共有する」「そばで世界平和を目指す」▼大学院生のころ研究仲間で栽培を始め、工夫した菓子・・・[続きを読む]


「正平調」

【神戸新聞】

 

 喜び、悲しみ。うまい役者は、どんな感情もほほえみ一つで表すという。笑ってみせて客を泣かすのも、芝居のプロの本領だろう◆うらやむ役者がいるかもしれない。いつも仏頂面をしてまるで笑わない。それなのに喜怒哀楽がある。隠したつもりの心の機微が不思議と伝わってくる。緊張しているんだな。うれしいんだなと。・・・[続きを読む]

「国原譜」

【奈良新聞】

 

 東映の時代劇ややくざ映画で活躍した俳優の松方弘樹さんが亡くなっていたことが、23日分かった。昨年2月に体調不良で主演舞台の中止などを発表、脳リンパ腫と闘っていた。映画「仁義なき戦い」シリーズなどでは、個性の強い暴力団幹部を熱演。「柳生一族の陰謀」「江戸城大乱」といった数多くの時代劇でも活躍した。テ・・・[続きを読む]

「水鉄砲」

【紀伊民報】

 

 アメリカで生まれた野球がなぜ、当時、捕鯨の基地だったボストンとその近郊から発展したのかという疑問に、作家、佐山和夫さんはその著「野球とクジラ」で次のように答えている。▼野球はファーストに出塁し、セカンド、サードを回って初めてホームにたどり着く。そこでようやく1点だ。一塁に出てもホームに到達しな・・・[続きを読む]


「滴一滴」

【山陽新聞】

 

 手の届く目標設定が大事だという。「陸上競技の高跳びで、跳んだことがない、ずっと高い目標から始めるんじゃなくて、ちょっとずつですよね」。将来の首相候補と目される小泉進次郎衆院議員の講演を先日、東京で聴いた▼高跳びに例えたのは、出生率の話である。政府の目標は1・8だが、現実に近い1・5へ下げるよう・・・[続きを読む]

「天風録」

【中国新聞】

 

 稀勢の里の「違う筋肉」2017/1/24村上春樹さんは無口を自認してはばからない。電話に出るのも、パーティーも苦手。対談の仕事も全部断る。ところが若き日はジャズバー経営で食べていたというから不思議だ▲にこやかに店に立っていた。自分なりに努力をした手触りは作家の今を支えている。<人生にはきっとそういう、普段・・・[続きを読む]

「海潮音」

【日本海新聞】

 

 不意を襲われた山陰地方の大雪である。油断大敵とはこのこと。地球温暖化の影響なのか近年、降雪量が少なく、今回の寒波も見くびっていた感がある。物理学者、寺田寅彦の警告を借りると「豪雪は忘れた頃にやってくる」◆幼い頃のかすかな記憶が残っているのが、1963(昭和38)年1月の豪雪、いわゆる「三八(さ・・・[続きを読む]


「明窓」

【山陰中央新報】

 

 一畑バスが4月から松江や出雲で大幅に減便する。利用者が少ないので便数が減り、さらに利便性が下がり、利用が減る悪循環。車社会と人口減少が重なるなかで、公共交通といえどもやむを得ない面もあるのだろうか▼高齢者の交通事故が問題になっているが、免許を返上したくても公共交通が細れば移動もままならない。今・・・[続きを読む]

「四季風」

【山口新聞】

 

 茨城県は利根川の河口地域出身の知人が昨年末、元日に鹿島アントラーズが天皇杯で勝ち、春3月には稀勢の里が横綱になる!と言う。(なんともお国自慢な)と思っていた▼それがどうだろう。まず、防人(さきもり)の鹿島立ちで知られる鹿島神宮近くに本拠を置くアントラーズが優勝を決めた。これは実績からしてあるな・・・[続きを読む]

「地軸」

【愛媛新聞】

 

 圧倒的な強さを見せたかと思えば、ここ一番でつまずく。そんな相撲でファンをやきもきさせ続けた大関稀勢の里が、横綱昇進を決めた。「和製横綱」は3代目若乃花以来19年ぶり▲新入幕から73場所、大関昇進から31場所を費やし、先の初場所で悲願の初優勝をつかみ取った。ただの「遅咲き」ではない。新十両と新入・・・[続きを読む]


「鳴潮」

【徳島新聞】

 

 「ずるい」。漢字なら「狡い」。いかにもずるそうな面構えである。<身をくねらせて、するりと抜けるさま。転じて、ごまかしがうまく、悪賢いさま>と「漢字源」にはある狡猾(こうかつ)、狡詐(こうさ)と、この字がつけばろくな意味をなさない。わらべを続けても狡童(こうどう)。悪知恵の働く子どもになる。官吏・・・[続きを読む]

「小社会」

【高知新聞】

 

 劇作家で評論家の山崎正和さんの著作の一つに「不機嫌の時代」がある。森鷗外、夏目漱石、志賀直哉らの作品を通じ、近代的な自己の形成に苦しみ悩む、不機嫌という気分を分析している。確かに彼ら文豪の作品には一種の暗い、鬱然(うつぜん)とした空気が流れている。日露戦争のあと、日本の先行きには不透明感が漂っ・・・[続きを読む]

「春秋」

【西日本新聞】

 

 「舶来上等主義から言うのではないが」。古今東西の人間模様に明るかった作家井上ひさしさんは「少なくとも入学試験問題の出し方については、よその国からも学んだ方がいい」と勧めていた▼米国の大学ではこんな問題が、と2005年のエッセー集「ふふふ」(講談社文庫)の中で紹介している−。「ここにあなたの一生・・・[続きを読む]


「くろしお」

【宮崎日日新聞】

 

 客観的なデータを積み重ねるより、一編の小説が状況を的確に表すことがある。虚構だからこそ端的に突ける核心が時には現実を動かす。文学的真実というものの力だろう。南九州の農村を主な舞台とする宮崎市の小説家鶴ケ野勉さんの作品も、綿密に練られた構成、物語の展開、何より農家の息づかいが伝わる細かい描写で地・・・[続きを読む]

「水や空」

【長崎新聞】

 

 紙面を見ていると、いろんな感嘆詞が心で反響する。「ほお」と文字通りの感嘆もあれば、「おや?」も「ふーん」も「やれやれ」も▲「ひっ」と心で叫んだのが、本紙の記者2人がそれぞれ挑んだ雲仙市の滝行と寒中みそぎの記事だった(21日、22日付)。意識も遠のくほどの荒行はしかし、終わればすがすがしかった、・・・[続きを読む]

「有明抄」

【佐賀新聞】

 

 ジャズと多様性2017年01月24日05時00分ジャズ界初のレコードは100年前の1917年2月、米ニューヨークで録音されたそうだ。今年は節目の年で、今月22日は「ジャズの日」でもあった。東京都内の老舗ジャズクラブのオーナーらによる「JAZZDAY実行委員会」が制定した記念日◆なんでも、JAZZの“JA”がj・・・[続きを読む]


「南風録」

【南日本新聞】

 

 相撲や柔道の世界に「後(ご)の先(せん)」という言葉がある。相手より一瞬遅れて立ちながら、組んだときは先手を取る。白鵬がかつて信条とした立ち合いという。その横綱が先手必勝とばかりに、がむしゃらに攻め込んだ。おとといの初場所千秋楽、相手は大関稀勢の里である。稀勢の里が土俵際で粘り腰を見せ、逆転の・・・[続きを読む]

「金口木舌」

【琉球新報】

 

 地力が表れるので逆転は少ない。そう書いて「分かっていない」と諭されたことがある。運動記者として初取材した高校ラグビーの記事だった。逆転勝ちをたたえる意図で書いた▼関係者から「本質ではない」とやんわり、しかし厳しい指摘をいただいた。前評判や下馬評を覆すことは確かに少ない競技だが、それを果たそうと・・・[続きを読む]

「大弦小弦」

【沖縄タイムス】

 

 「記事が出てから県政が混乱しているのは事実。私が辞することで運営がスムーズになれば」。県教員採用試験での「口利き」疑惑が出ている安慶田光男副知事は23日、突然辞任した。肝心の事実関係を全て否定したまま▼記者の囲み取材に応じたが、質疑応答を11分で打ち切って県庁を去った。突然の離任に花束も拍手も・・・[続きを読む]