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2017年()06月26日(月曜日)
47コラム
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地方の声や主張 - 地方紙のコラム一覧ページ
 東京と地方では、いまや視点が異なります。北海道から沖縄まで、ベテラン記者のコラムを読み比べてみませんか。

日めくり

 前文部科学事務次官・前川喜平さんの考える公教育とは、どんなものだろうか。ここで結論を先取りして、彼の理想を体現しているような公立校を紹介したい。この学校のことは「47ニュース」の中の「子どものいま未来」でも取り上げているので、そちらも読んでいただければうれしい。

 その小学校には、校区内の全ての子どもが登校して来る。つまり不登校がない。それどころか、学校に行けなくなった子たちが全国から集まってくる。障害がある子も、その程度にかかわらず、クラスで一緒に学ぶ。だから特別支援学級というくくりも存在しない。

 いじめもない。どうしてそんなことができるのか。

 子どもの行動を数々のスローガンや校則で縛り、監視の目を光らせているからではない。「たった一つの約束」があり、それがみんなに理解され、行動の基本になっているからだ。その約束は言葉にすれば簡単なことだ。

 「自分にされて嫌なことは、人にしない、言わない」。もちろん先生もそれを守らなければならない。言うはやすく、よく考えると、実践には相当な困難が伴いそうだ。守れなかったら校長室、別名「やり直しの部屋」に行く。待っているのは罰でも、お説教でもない。自分で何がどう間違っていたのか、どう解決するか宣言し、クラスに帰っていく。「やり直し」は何度でも。一発退場どころか、退場そのものがない

 すごいと思ったエピソードがある。2006年の開校時から、月曜の朝会は「校長の話」と決まっていた。校長の木村泰子先生は、子どもたちに大切なことを伝えようと、意気込んで臨んでいた。

 ところが、夏休みが迫ったとても暑い日、小2の男の子がシャツを脱いで「校長先生、おしまい!」と言いだした。みんながざわざわする中、もう一言「暑い!お話、終わり」。とどめは「お風呂に入りたい」。校長はついに話をやめる。

 「お話、終わり」と言った子は、保育園のころ「イヤ」という言葉しか言えなかった子だった。その子がここまで表現できるようになった。そしてその言葉を、その場で何も言わなかった子どもたちの気持ちをも代弁していると、木村さんは受け止めた。子どもがやめてほしいと思っている講話を続けることは「されて嫌なこと」だろう。

 木村さんは「本当に思ったことを言える子こそ学びのリーダーです」と言い切る。聞きたくなくても、面白くなくても、校長の話だから取りあえずがまんして話を聞くなら、それは学びの場ではない。どこかの国の政治や行政に横行する忖度(そんたく)の社会だ。そこからは、本当のことに向き合う姿勢は決して生まれない。

 この時間は後に「全校道徳」に変わり、大阪市立大空小学校にとって特別な時間になった。答えのない課題に、子どもも大人も全員が取り組むのだ。

 どんな相手をも対等の存在として尊重すること。そして、自分がされて嫌なことを相手にしないこと。これらは前川さんが公教育のレゾンデートルとして語った「人権教育」そのものだった。=この稿続く  (47NEWS編集部、共同通信編集委員佐々木央)

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「卓上四季」

【北海道新聞】

 

 洋画が日本で公開される際に、原題とはかなり違う邦題がつくことがよくある▼例えば、数年前に大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」。原題は「フローズン」で、直訳すると「凍った」か。日本人にとっては、「アナと雪の女王」の方が映画館に足を運びたくなる。名作「俺たちに明日はない」も原題は主人公2人・・・[続きを読む]

「河北春秋」

【河北新報】

 

 思いのほか情感があった。〓さくらさくら弥生の空は…。歌って、という呼び掛けに応えた声の主は、人工知能(AI)を備えた人型ロボット。仙台市内の介護用品の展示で見掛けた▼AIと言えば将棋。佐藤天彦名人がソフトと戦い2連敗を喫した。名人の傍らにあったのはラムネ。脳のエネルギー源であるブドウ糖が主成分・・・[続きを読む]

「天地人」

【東奥日報】

 

 耳元でささやくように語りかける。「オレと一緒に手を組もう」。人の感情の襞(ひだ)に入りこみ、相手を籠絡(ろうらく)したという。『逆臣青木幹雄』(松田賢弥、講談社)は、異例の早さで権力の中枢に上りつめた元参院議員会長を描く。かつて「参院自民のドン」と畏怖(いふ)された。こちら「都議会のドン」は引・・・[続きを読む]


「天鐘」

【デーリー東北】

 

 天鐘(6月26日)日本語というのは面白いもので、同じ漢字を並べても位置が違うと異なる印象になることがある。「梅雨空(ぞら)」と「空(から)梅雨」もその一つだろう。「空」の字が前か後ろかで、ニュアンスがずいぶん違って感じられる▼ただ気象台によると、梅雨空は雨雲が空一面を覆っている状態を指す。空梅・・・[続きを読む]

「北斗星」

【秋田魁新報】

 

 県立大の小川敦史教授(45)が腎臓病患者向けに開発した低カリウム野菜の栽培法が、東京・霞が関の旧文部省庁舎に設けられた展示場「情報ひろば」で紹介されている▼全国3大学の研究成果と一緒に来月24日まで展示中。完全養殖の「近大マグロ」など華々しい実績を誇る近畿大の展示と並ぶと地味に見えるが、成果は・・・[続きを読む]

「談話室」

【山形新聞】

 

 ▼▽2003年の「星野阪神優勝」は1481億円で、その余韻が残る05年の「岡田阪神優勝」は643億円—。関西大の宮本勝浩名誉教授は著書「『経済効果』ってなんだろう?」で絶大な「虎」の力と根拠を明示した。▼▽和歌山電鉄貴志川線の貴志駅(和歌山県紀の川市)で07年、駅長に就任した三毛の「たま」にも着目した。乗客増加や・・・[続きを読む]


「風土計」

【岩手日報】

 

 2017.6.26近年、就職面接で学生が企業に質問するケースが増えているという。「ところで御社はどのような人材を望んでいますか」。突然の切り返しに意表を突かれる面接官も少なくない▼空前の売り手市場が背景にあり、大学も「積極的に質問しなさい」とアドバイスしていると聞く。要は「採用する側」と「され・・・[続きを読む]

「あぶくま抄」

【福島民報】

 

 真実を語れ(6月26日)冷徹な仕事ぶりから「カミソリ」の異名があった。社長に就任したのは、2002(平成14)年10月。一連の原発トラブル隠しやデータ改ざん問題が発覚した後だった。東京電力の勝俣恒久元会長である。「安全で安心してもらえる原子力はどうあるべきかを総力を挙げて考える」。社長就任時、・・・[続きを読む]

「編集日記」

【福島民友新聞】

 

 旅先で、地酒を仕込む蔵元を訪ねることを楽しみにしている。歴史を刻む酒蔵で、蔵人から酒造りのこだわりを聞くと、お酒の味わいをいっそう引き立ててくれるからだ▼そんな「酒蔵巡り」を気軽に楽しむことができるスタンプラリーが県内で始まった。2年目の今年は、日本酒を造る46酒蔵のほか、新たに地ビール工場や・・・[続きを読む]


「雷鳴抄」

【下野新聞】

 

 第2次世界大戦末期、20万人もの命を奪った沖縄戦。日本軍の組織的な戦闘が終結したのは、1945年6月23日とされている。沖縄県はこの日を、慰霊の日と定めている▼3日後のきょう26日、沖縄県警察部長荒井退造(あらいたいぞう)(1900〜45年)は、糸満市摩文仁の壕(ごう)を島田叡(しまだあきら)知事と一緒に・・・[続きを読む]

「いばらき春秋」

【茨城新聞】

 

 皇居にある紅葉山御養蚕所で毎年5月から約2カ月間、養蚕が行われている。「御養蚕始の儀」から「給(きゅう)桑(そう)」や「上蔟(じょうぞく)」「繭(まゆ)掻(かき)」といった作業が続き、「御養蚕納(おさめ)の儀」で終える。皇居での養蚕は明治時代から続く伝統行事▼日本経済を支えてきた生糸産業。子どもの頃、自宅の周りに・・・[続きを読む]

「三山春秋」

【上毛新聞】

 

 ▼政治家のワンフレーズが、時に人を引きつける。東京都議選は、小池百合子都知事の「都民ファースト」が地域政党の名前になり、今や攻防の主役である▼米国ではトランプ政権が「アメリカファースト」を訴え、安倍政権は「1億総活躍社会」を掲げる。では、来月で就任から10年がたつ本県の大沢正明知事は、どんなワンフ・・・[続きを読む]


「斜面」

【信濃毎日新聞】

 

 木曽郡王滝村では毎年王滝中学校の生徒たちが「鎮め観音像」を清掃している。死者・行方不明者29人を出した1984年9月の県西部地震の慰霊碑だ。ことしも先週23日に老人クラブ「王寿会」の会員らと一緒に観音像を磨いたりした◆その2日後、日曜日の朝の緊急地震速報だった。県南部を震源とする地震があり、王・・・[続きを読む]

「日報抄」

【新潟日報】

 

 6月26日今年もゴーヤーを植えて緑のカーテン作りに挑戦している人は少なくないだろう。夏を涼しく過ごす工夫として、住宅地ばかりでなく、学校や役所など公共施設でも見掛けるようになった▼たまに、日当たりはよいのに、つるや葉の数が少ないものがある。何が違うのか。育て方を聞き合点がいった。ゴーヤーは本葉・・・[続きを読む]

「中日春秋」

【中日新聞】

 

 苦しみもだえる男になおも鞭(むち)をふるう。「どうだ、もうちょっといけそうか」。聞いているのは車の御者。この車は人間の苦痛で発電し動く。ときどき、神経が麻痺(まひ)して痛みを感じなくなってしまい、動かなくなる。劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの『祈りと怪物』にそんな場面があった▼あの車が・・・[続きを読む]


「大観小観」

【伊勢新聞】

 

 ▼県の志摩庁舎のスペース貸しに応募どころか問い合わせもなかったのは意外だった。応募がなかった原因を調べて再公募するというのはもっと意外。不動産業者のまね事をするということらしいが、県が権限や特権なしに営利行為をして成功した記憶がない▼県営鈴鹿スポーツガーデンの命名権(ネーミングライツ)を取得し・・・[続きを読む]

「大自在」

【静岡新聞】

 

 2017年6月26日【大自在】(2017/6/2607:40)▼「もし静岡県がなかったら、No.1(ナンバーワン)でした」。16年前、静岡県がこんな新聞広告を出し、話題を呼んだことがある。文字だけの全ページ広告で、意表を突いた手法が評価され、日本新聞協会の新聞広告賞を射止めた▼茶の生産量や温州ミカン生産額などを1・・・[続きを読む]

「時鐘」

【北國新聞】

 

 きょうのコラム『時鐘』2017/06/2600:48知(し)らぬふりを決(き)め込(こ)んでいたが、もう限(げん)界(かい)である。きょう、新(しん)記(き)録(ろく)となる29連勝(れんしょう)に挑(いど)む大一番(おおいちばん)がある14歳(さい)の最年少棋士(さいねんしょうきし)は、どんな表情(ひょうじょう・・・[続きを読む]


「越山若水」

【福井新聞】

 

 【越山若水】冬の雷は、世界でも限られた地域にしか見られない珍しい気象現象だ。そのまれな地域がわが北陸で「雪起こし」「ブリ起こし」と呼んで警戒したり歓迎したり…▼おかげで年間の「雷日数」も国内最上位を占める。2010年まで30年間の統計では、1位が42・4日の金沢市。これに35・0日の福井、新潟・・・[続きを読む]

「凡語」

【京都新聞】

 

 間もなく海水浴シーズンが始まる。国立公文書館アジア歴史資料センターによると、海水浴は医療行為が始まりとされ、明治初期に海水浴場が相次いで開設された。明治後半から大衆に広まり夏のレジャーの代名詞になった▼京都府北部の舞鶴、宮津、京丹後、伊根4市町に20余りの海水浴場がある。来月に順次海開きがあり・・・[続きを読む]

「正平調」

【神戸新聞】

 

 ベトナム戦争反対などの運動が高まった1960年代末、社会に異議を申し立てるプロテストソングが、一世を風靡(ふうび)した◆歌い手は大阪、京都を拠点とし「関西フォーク」と称された。彼らのレコードは大手から独立した「URC」が作った。日本のポップ・ミュージックのルーツとして再三、CDで復刻されている・・・[続きを読む]


「国原譜」

【奈良新聞】

 

 もう30年くらい昔の話だが、中国のホテルの部屋で盗難にあった。たばこ1カートン(10箱入り)を免税店で買った。その中の1箱が盗まれたのだ。密室なので犯人は多分、ホテルの従業員だと推測したが、面倒なので届けなかった。「たばこ1箱ぐらいで騒ぐまい」。残念ながら犯人の目論見通りだろう。この場合はどういう目論見だ・・・[続きを読む]

「水鉄砲」

【紀伊民報】

 

 JR紀伊田辺駅に特急列車が到着するたびに、リュックを背負った外国人旅行者が降り立つ。目的地は世界遺産に登録されている熊野三山や熊野古道。まずは、駅前の観光センターに立ち寄って交通や宿泊、飲食の情報を確認し、思い思いの旅を始める。▼そうした旅行者を受け入れている田辺市熊野ツーリズムビューローでは・・・[続きを読む]

「滴一滴」

【山陽新聞】

 

 JR岡山駅から城下方面へと岡山市内を歩いていて、ふとニヒルなまなざしを感じた。見れば故吉行淳之介さんの顔写真である。歴史文化遺産の案内看板だった。この芥川賞作家はここ旧桶屋町(現磨屋町)に生まれたと説明にある▼柳川筋に向かえば、小早川秀秋が城主だったころに築かれた岡山城外堀が。表町商店街に入る・・・[続きを読む]


「天風録」

【中国新聞】

 

 新聞の使い道2017/6/26遠方にいる友人がたまにそこの産品を送ってくれる。野菜やら、海産物やら。傷まぬようにと、古新聞でくるんでくれる心遣いもうれしい。ふと目をやると産物を育んだ土地の話題が載る。しわをのばして読む▲風変わりな北朝鮮を旅した米国の青年も帰国前、新聞を使って荷造りしたらしい。しかし靴を包・・・[続きを読む]

「海潮音」

【日本海新聞】

 

 日本海に面した島根半島の瀬崎区(松江市島根町)の住民が、古代の見張り台「瀬崎の戍(まもり)」を展望台として再現した。海抜70メートル余の平山の雑木林が切り開かれ、頂上部の広場や登山道が整えてあった。広場からは北に隠岐諸島、南東に大山が望まれる◆瀬崎の戍は『出雲国風土記』(733年完成)に記述が・・・[続きを読む]

「明窓」

【山陰中央新報】

 

 アイドルグループAKB48恒例の選抜総選挙は、悪天候のため屋外興行を取りやめ、無観客の屋内で開票結果を発表した。ファンが大挙して訪れるはずだった沖縄の観光業界は上空に居座った梅雨前線を恨めしく思ったろう▼屋外中止を聞き、胃が痛くなった経験を思い出した。6年前、夜神楽公演の運営に携わった時。松江・・・[続きを読む]


「四季風」

【山口新聞】

 

 岩国市長が米軍厚木基地所属の空母艦載機部隊の岩国基地への受け入れを表明した23日は、沖縄戦の組織的戦闘が終わったとされる日。沖縄地方は前日に梅雨が明け、戦いでの死者20万人以上を追悼する式は、今年も強烈な日差しの中で行われた▼〈わたしは「あの日−六月二三日」が近づくにつれて心の平静さを保つこと・・・[続きを読む]

「地軸」

【愛媛新聞】

 

 「現実はもっと悲惨だったからです」。広島の原爆資料館にあった等身大「被爆再現人形」が撤去されてから2カ月。資料館を訪れて聞いた説明にうなずきつつ、複雑な気持ちになった▲被爆者に不評だったこともあり、本館の改装に伴って遺品を中心とした展示に見直したという。人形は被爆者から当時の状況を聞き取ってつ・・・[続きを読む]

「鳴潮」

【徳島新聞】

 

 <真実は多くの言葉を必要としない>。シンプルな、しかし、一度聞いたら忘れられない箴言(しんげん)が、繰り返し心に浮かぶ政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人加計(かけ)学園の獣医学部新設を巡る問題が、新展開を見せている。萩生田光一官房副長官が文部科学省幹部に、こんな発言をしたのか。新たな文書・・・[続きを読む]


「小社会」

【高知新聞】

 

 保守層の中で今、こんなことを言う人は恐らく一人もいないだろう。戦争放棄を定めた憲法9条は「自衛権の発動としての戦争も放棄した」。なぜなら「近年の戦争は多くは国家防衛権の名において行われた」のだから、と。1946年6月下旬。新憲法を巡り審議した帝国議会での吉田茂首相の答弁である。質問者の一人は共・・・[続きを読む]

「春秋」

【西日本新聞】

 

 「保健室登校」という言葉が広く言われだしたのは30年ほど前だったろうか。学校には行くものの友人関係での不安やストレスなどが理由で教室に入れず、保健室で過ごす子どもたちを指していた▼最近は「保健室通勤」という実態もあると聞く。体調が悪いのでも教室に入れないのでもない。業務多忙で家に帰れず、やむな・・・[続きを読む]

「くろしお」

【宮崎日日新聞】

 

 十年ひと昔と言うがその3倍の歳月がたっても、みずみずしい歌集がある。きのう宮日会館ホールで「サラダ記念日30年-そして宮崎へ」と題したトークイベントを聞いた。本県への移住を機に弊紙で「海のあお通信」を連載している俵万智さんと、歌集出版前から深い親交のある歌人伊藤一彦さんの語りに会場が沸いた。「サ・・・[続きを読む]


「水や空」

【長崎新聞】

 

 先日、現役最後の将棋を終えた加藤一二三・九段の若き日のエピソードである。タイトル戦の大舞台で長考に沈みながら彼は考えた。この局面、相手の目にはどう見えているのだろう、何かいい手はないか▲と、相手が席を外した。「相手の方にぐるっと回って、盤面を見渡しました。そうしたら何と、素晴らしい手が浮かんで・・・[続きを読む]

「有明抄」

【佐賀新聞】

 

 ひゃあらんさん2017年06月26日05時00分春から初夏にかけ佐賀平野では、川の神をまつる川祭りがあり、「ひゃあらんさん祭り」ともいわれる。「ひゃあらん」とは方言で「入らぬ」という意味。水難防止を祈願する◆佐賀市川副町東南里の八幡神社の俗称は「ひゃあらんさん」。言い伝えでは8世紀に襲った大洪水で、この地の大・・・[続きを読む]

「南風録」

【南日本新聞】

 

 鹿児島市の池田高校の原田豊教諭は、アリの生態を研究している。九州各地の港を対象に生徒たちと行う調査は6年目に入った。南方から荷物に紛れて侵入する外来種のアリに目を凝らす。特に警戒しているのが、南米産で強い毒を持つヒアリだ。20世紀前半に米国に住み着き、中国や台湾でも生息が確認されている。「日本・・・[続きを読む]


「金口木舌」

【琉球新報】

 

 「ここに来ると兄と会えるからうれしい」。84歳の女性は涙を浮かべ、声を詰まらせた。東村の山中にある「県立農林学校隊最期の碑」。4歳違いの兄の名が刻まれている▼兄は当時、農林学校の2年生。沖縄戦で鉄血勤皇隊として駆り出された。前年の夏休みに、実家がある石垣島に帰ってきた。集まった友人らが、庭にご・・・[続きを読む]

「大弦小弦」

【沖縄タイムス】

 

 岩国の人々が言った「長い闘いの始まりだ」という言葉を思い出している。2006年の住民投票で、米軍厚木基地の空母艦載機が岩国基地に移駐する計画を拒否した。あれから11年。福田良彦市長は23日、受け入れという正反対の結論を出した▼基地問題の住民投票は沖縄県、名護市に続いて3例目だった。取材に訪れる・・・[続きを読む]