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2017年()02月21日(火曜日)
47コラム
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地方の声や主張 - 地方紙のコラム一覧ページ
 東京と地方では、いまや視点が異なります。北海道から沖縄まで、ベテラン記者のコラムを読み比べてみませんか。

日めくり

 ロシアの国連大使を11年近く務めたビタリー・チュルキン氏が20日、ニューヨークで死去した。65歳の誕生日を翌日に控えた突然の死で、ロシア当局は詳細を明らかにしていないが、米紙ニューヨーク・ポストはロシア国連代表部で倒れ病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認されたと報じた。死因は心臓発作だという。
 
 近年、ロシアがクリミア併合やウクライナ東部侵攻、シリア空爆などで欧米との対立を深めるのに合わせ、国連安全保障理事会で米国代表などと激しく論争を交わし、米ソ冷戦時代に安保理での拒否権を何度も行使し「ミスター・ニエット(ノー)」と言われた旧ソ連のグロムイコ外相のイメージを思い起こさせることも多かった。

 ロシアの英字紙モスクワ・タイムズによると、ロシア国内では既に国益を代弁してくれたとして、チュルキン氏を「国民的英雄」にすべきだとの運動が始まった一方で、ロシアの侵攻を受けたウクライナのメディアは、発言は「うそのプロパガンダの典型」で「何百万人のウクライナ人はチュルキン氏がどうやって恥知らずのうそをつき続けることができるのか信じられない気持ちだった」(ウクライナのニュースサイト「リーガ・ノーボスチ」)と、その評価は完全に異なっている。同国のエリチェンコ国連大使は「(ロシアと)正常な接触をしようとの試みはあったが、チュルキン氏の(ロシアの正当性を訴える)レトリックを変えるには至らなかった」と、チュルキン氏の非妥協的な姿勢を暗に批判した。

 プーチン大統領と同じ1952年生まれ。モスクワ国際関係大学を卒業しソ連外務省に入省するという、旧ソ連時代の典型的なエリート外交官の道をたどり、外務次官や駐ベルギー大使、駐カナダ大使を歴任し2006年から国連大使を務めていた。同様に国連大使を経験し13年近くロシア外相を務めているラブロフ氏や、28年以上もの間、旧ソ連外相を務めたグロムイコ氏と同じく、長期間にわたり外交の枢要ポストに座り続けたのは、その能力がクレムリン(ロシア政権)に高く評価された表れだろう。

 外務次官時代には、在モスクワの外国報道陣に対し定期的なブリーフィングを始めるなど、それまで形式的な報道文を発表するだけだった外務省の官僚的広報スタイルを一変させた。国連大使時代も流ちょうな英語で、外国メディアの取材に応じる姿が印象に残った。

 グロムイコ氏と同様に、安保理の場ではロシアの立場を強硬に主張。15年にはウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜された事件をめぐり、国際法廷を設置する決議案に拒否権を行使するなど、シリアやウクライナ問題で拒否権を発動した。

 昨年末には、シリアでの市民殺害の責任はロシアやアサド政権にあると批判した米国のパワー国連大使に対し「マザー・テレサであるかのように発言しているが、(国益を優先してきた)米国のこれまでの外交上の実績を思い起こしてほしい」と皮肉まじりに応じた。シリア・アレッポでロシアの攻撃により血まみれとなり負傷した、ほこりまみれのシリア人の子どもたちの写真が報じられると「攻撃の犠牲者であると見せかけるため、ほこりをわざとかけられた」と主張し、人権団体関係者らを憤慨させたこともある。

 今後の焦点はチュルキン氏の後任選びだが、人選に当たり、職業外交官出身でクレムリンの立場を忠実に代弁できる資質が最優先されることは間違いないだろう。 (47NEWS編集部 太田清)

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「卓上四季」

【北海道新聞】

 

 「等」の文字を見ても人の名前や1等賞ぐらいしか思い浮かばないが、重要な意味を持つ場合もあるらしい▼本紙に、日高管内の7町長がJR日高線を維持するために鉄路と道路を走れるDMVの導入を検討するとの記事が載っていた。JR北海道の説明資料に「バス等への転換」とある。等にはJRが開発したDMVも入るは・・・[続きを読む]

「河北春秋」

【河北新報】

 

 2月も後半になって減ってはきたが、まだ「新年会」のお知らせが時折届く。そういえば今年になって、気仙沼市のホテルなどで開かれる宴席に、ちょっとした変化が見られた▼主催者あいさつや来賓祝辞に続いての乾杯だ。これまでは梅酒が定番だったのだが、多くの席で日本酒に代わっていた。昨年の12月市議会で、議員・・・[続きを読む]

「天地人」

【東奥日報】

 

 江戸のリサイクルショップであろう。「献残屋(けんざんや)」と言った。大名に献上した品の残り物や、もらった品で不用の物、つまり献残を買いとって転売する商売があったという。山本一力さんの時代小説『まいない節』にも出てくる。札幌冬季アジア大会が始まった。大会直前、人気競技のチケットが、インターネット・・・[続きを読む]


「天鐘」

【デーリー東北】

 

 天鐘(2月21日)古代ギリシャの伝説的哲学者で予言者のエピメニデスは「全てのクレタ人は嘘つきだ」と言った。だが、そういう彼自身も生粋のクレタ島生まれだったから、この言葉自体も嘘になる▼パラドックス(逆説)を説明する際の有名な一節だ。自分を含めて語る時に生じる矛盾や背理で「自己言及のパラドックス・・・[続きを読む]

「北斗星」

【秋田魁新報】

 

 県北の自治体がスポーツの全国大会期間中に限って「し尿」の受け入れを止めたことがある。し尿処理場が競技場のそばにあり、バキュームカーが頻繁に行き来するのは見栄えがよくないという判断だった▼期間は4日間だから収集業者も何とかしのげる。かくしてノーバキュームカーデーが実現した。だが処理場の近くに競技・・・[続きを読む]

「談話室」

【山形新聞】

 

 ▼▽井之頭五郎は中年の独身男。地方出身で、東京を拠点に輸入雑貨を個人で商っている。楽しみは商談後に1人で取る食事。下町の豚肉炒めご飯、デパート屋上のさぬきうどん、野球場のカレー。別に高級料理ではない。▼▽発表から20年以上たっても読み継がれる漫画「孤独のグルメ」。松重豊さん主演のテレビドラマにもな・・・[続きを読む]


「風土計」

【岩手日報】

 

 2017.2.21「春の祭典」をストラビンスキーが作曲した日は、このような天気だったろうか。きのうの列島は、暴風と吹雪で大荒れだった。冬から季節が移り変わるとき、しばしば春の嵐が吹き荒れる▼「春の祭典」には逸話がある。104年前にパリで初演の際、不協和音の連続に聴衆がショックを受け、大混乱にな・・・[続きを読む]

「あぶくま抄」

【福島民報】

 

 食材への愛(2月21日)青森県の岩木山のふもとで悩む人を受け入れ、食でもてなす癒やしの場「森のイスキア」を主宰していた故佐藤初女さんは、おにぎりは一粒一粒が呼吸できるよう作り、大根は痛がらないよう薄く皮をむいた(集英社刊「いのちの森の台所」)。食材は生きていると考えていた。鏡石町の岩瀬農高生徒・・・[続きを読む]

「編集日記」

【福島民友新聞】

 

 母は生前、よく電話で体調を気遣ったり、自ら育てた野菜を届けたりしてくれた。最後は必ず「今度いつ帰ってくるのか」と聞いた。自分を思ってくれる母の言葉がありがたかった▼作家リリー・フランキーさんは自伝小説「東京タワー」で母親への思いを書いている。「オカンの人生は(中略)小さく見えてしまう。それは、・・・[続きを読む]


「雷鳴抄」

【下野新聞】

 

 驚くほどの速度で科学技術が進歩しているにもかかわらず、いまだに実現できないものに人工血液がある。世界中で研究が進み光明も見えてきたようだが、実用化はまだ先とみられている▼栄養や酸素を体中に運び、さらに免疫でも大きな役割を果たす血液。人間の生命を維持するため絶対に必要なものであり、医療の現場では・・・[続きを読む]

「いばらき春秋」

【茨城新聞】

 

 吾輩(わがはい)は猫である。名前もある。個人情報ならぬ個猫情報なのでここでは名乗らぬ▼あす2月22日は「猫の日」だ。「ニャン、ニャン、ニャン」でペットフード協会などが決めた。記念日もいいが、もっともっとおいしくて体にいいものを作ってもらいたい▼吾輩の主人は新聞社に勤めており、間抜けで少々うざい。でも吾・・・[続きを読む]

「三山春秋」

【上毛新聞】

 

 ▼合唱や吹奏楽、演劇などで、前橋市の県民会館(ベイシア文化ホール)の舞台に立ったことのある人は少なくないだろう。その経験が、飛躍の原点となった人もいるかもしれない▼会館が完成したのは1971年。老朽化が目立ち、耐震化が必要となったため、県は改修を決め、新年度予算案に基本設計費など1億2740万円を計上。本・・・[続きを読む]


「忙人寸語」

【千葉日報】

 

 「球春到来」から3週間。チームによりクール(練習期間の区切り)が異なるが、千葉ロッテは沖縄県石垣島の一軍キャンプをきょう21日に打ち上げる。週末から同県内でオープン戦、練習・調整から実戦・本番モードになる▼チームは伊東勤監督の指揮で5年目。これまでの順位は3、4、3、3位と昨季もAクラス入りし・・・[続きを読む]

「斜面」

【信濃毎日新聞】

 

 「一人口は食えぬが二人口は食える」。落語でおなじみの熊さん、八つぁんが縁談を勧められたときの大家さんの決めぜりふだ。夫婦になっても米やまきの出費がそう増えるわけではない。むしろやりくりを工夫するから楽になる、という説得はうなずける◆さて暮らし向きを示すこの数字はどう見たらいいだろう。29年ぶり・・・[続きを読む]

「日報抄」

【新潟日報】

 

 2月21日飲み会で初めての店を訪れる時は、近くに着くと決まってスマートフォンの地図アプリで場所を確認する。画面上に現在位置と目的地までの道順が出てくる。迷うことはほとんどない▼助かっているのは確かなのだが、同時にどこか窮屈な感じもする。地図アプリを使えば、膨大なデータベース上のどこかに、わが行・・・[続きを読む]


「中日春秋」

【中日新聞】

 

 「猫のノミ取り屋」など、江戸時代の商売には現代では考えられないものが多く語り継がれているが、この「親孝行」なる商売も相当変わっている▼老いた母親に扮(ふん)した男が張り子細工の「息子」を体の前にぶらさげ、母親が子に背負われている格好をして町を歩く。「えー親孝行でござい」。これで商売として立派に・・・[続きを読む]

「大観小観」

【伊勢新聞】

 

 2017年2月21日(火)▼「いじめ調査四割以上非公表」という共同通信の調査で、「いじめ調査は過渡期にある」と指摘する大学教授の肩書が「ある自治体で(第三者委員会の)委員長を務めている」とあったのに_が緩んだ。「委員名さえ公表しない自治体がある」と記事にある。そんな自治体の委員長かなと思ったのである▼県が情・・・[続きを読む]

「大自在」

【静岡新聞】

 

 2017年2月21日【大自在】(2017/2/2107:45)▼大きな口に鋭い歯。灰褐色の魚体は120センチほど。腹部を開き真っ黒い胃袋にはさみを入れ、親子が順番にピンセットで内容物を取り出していく。トレーには小魚に枯れ葉…そして変色したビニール片が並んだ▼東海大海洋科学博物館(静岡市清水区)で開かれたキッズセミ・・・[続きを読む]


「時鐘」

【北國新聞】

 

 きょうのコラム『時鐘』2017/02/2101:58テレビ番組(ばんぐみ)を横目(よこめ)で見(み)ていたら、例(れい)の暗(あん)殺(さつ)の「決定的瞬間(けっていてきしゅんかん)」なる画像(がぞう)が流(なが)れていた。真(しん)偽(ぎ)は不明(ふめい)だが、空港(くうこう)の防犯(ぼうはん)カメラの映像(え・・・[続きを読む]

「越山若水」

【福井新聞】

 

 【越山若水】江戸の町を描いた浮世絵では多くの屋台が画面を彩る。例えば歌川広重の「東都名所高輪廿六夜待遊興の図」にはざっと十数軒。すし、てんぷら、そば、うなぎ…▼現代の値段にしてすし一貫、てんぷら1串が80120円。そば1杯、うなぎ1串が320円ほどとお手軽だった(丸田勲著「江戸の卵は1個400・・・[続きを読む]

「凡語」

【京都新聞】

 

 春浅し、という季語があるが、このところの気温の落差に体がついていかない。暖かい風が吹いたと思えば翌日には寒気が戻る。近所の梅のつぼみも戸惑いつつ、身を固くしているかのようだ▼「北」の風に身構えるのは南国マレーシアも同じかもしれない。事件から1週間、金正男(キムジョンナム)氏の殺害は国家間の外交・・・[続きを読む]


「正平調」

【神戸新聞】

 

 フィギュアスケーターの鈴木明子さんは、摂食障害に苦しみながら思ったそうだ。「病気で遠回りしたなんて誰にも言わせない」◆10代の終わり頃である。リンクを離れ、仲間の活躍を耳にしては涙がこぼれた。「遠回りしたかどうかは、これからの私次第なんだ」。自らにそう言い聞かせ、鈴木さんは後にバンクーバー、ソ・・・[続きを読む]

「国原譜」

【奈良新聞】

 

 都会の騒がしさから離れ、いい意味で「ない」ことが魅力の地域がある。だが、そこで暮らすとなると判断は簡単ではない。日常的なモノの不足は、ある程度工夫できる。けれども、医療や介護といった生命にかかわる部分での不安はないがしろにはできない。県は3月から独自のドクターヘリの運航を開始し、運用体制強化を図・・・[続きを読む]

「水鉄砲」

【紀伊民報】

 

 数日前の夜、田辺市の住宅街を散歩していたら、高齢の女性から声を掛けられた。聞くと、道に迷って自宅に帰れなくなったという。▼なるほど、街灯はなく、住宅の明かりも漏れてこない。僕ら以外に人影はない。力になれればと思って足を止め、話を聞いた。▼「近所の店に買い物に行くつもりだったが、道が分からなくな・・・[続きを読む]


「滴一滴」

【山陽新聞】

 

 働き方改革が叫ばれ、さまざまな職場が時短(時間短縮)に躍起だ。会議一つとっても、30分で必ず結論を得るというルールを設けたり、立ったままでてきぱきと進めたり。工夫がなされている▼開幕を来月に控えたプロ野球でキーワードになっているのも時短である。ここ数年、投手の投球間隔を制限し、打者が打席に向か・・・[続きを読む]

「天風録」

【中国新聞】

 

 よみがえる「親不孝」2017/2/21「親不孝」なる3文字はどうやら、短歌や俳句より川柳に向いている。本紙投稿を繰ると、あるある。<親不孝ごめんなさいと杖(つえ)を買う>。皆さん、どこか後ろめたさを、この言葉に込めているようだ▲福岡市の繁華街に「親不孝通り」が復活するという。かつて予備校に通う浪人生がたむ・・・[続きを読む]

「海潮音」

【日本海新聞】

 

 地方創生の息吹を実感したくて日野町に向かった。地域の特性と実情に応じた官民プロジェクトに引き付けられた。金持(かもち)神社(同町金持)の集客力を生かし、同町根雨にある遊休商業施設を再生する事業だ◆金持神社は縁起の良い名前で年間20万人以上が訪れる。先週末も山陽や近畿などから参拝客が次々と訪れ、・・・[続きを読む]


「明窓」

【山陰中央新報】

 

 エンジンとモーターを併用するハイブリッド(HV)自動車で、トヨタ自動車の累計販売台数が1千万台を突破した。販売網は90以上の国・地域に広がるという世界初の快挙で「HVのトヨタ」を印象付けた▼日本が技術をリードするHVが世界の先頭に立つ一方で、農産品の世界進出は遅れ気味だ。自民党の小泉進次郎農林・・・[続きを読む]

「四季風」

【山口新聞】

 

 林派、安倍派がしのぎを削る激戦を戦いながら互いに切磋琢磨(せっさたくま)した−先日下関であった林義郎元蔵相の葬儀で、安倍晋三首相は弔辞をこう切り出した。中選挙区制の時代、旧山口1区で父の安倍晋太郎と林氏の激しい戦い指す▼定数4のこの選挙区は常に自民党が3議席を占める無風区。しかし無風は政党議席・・・[続きを読む]

「地軸」

【愛媛新聞】

 

 「動物園で面白いネタを見つけてきて」。駆け出しのころ、上司に言われ、とべ動物園に向かった。開園から10年近くたっていた当時、何も探せないまま園を2周▲途方に暮れてベンチに座り、目の前にある大きな石を眺めていると、アシカに見えた。獣舎や広場の前の石はゴリラ、トラ。園長に尋ねると「見つかっちゃた」・・・[続きを読む]


「鳴潮」

【徳島新聞】

 

 歴史学は常に発展しているようで「いいくにつくろう鎌倉幕府」の語呂合わせは、もう過去のものらしい1192年、源頼朝が征夷大将軍に任ぜられたのは間違いないとしても、幕府の始まりは、頼朝が鎌倉に入った1180年とする説など幾つかある。今、最も有力なのは、守護・地頭の任命権を得た1185年だそうだ小中・・・[続きを読む]

「小社会」

【高知新聞】

 

 1911(明治44)年のきょう2月21日、夏目漱石は当時の文部省専門学務局長宛てに1通の書簡をしたためた。文学博士号を辞退したいという有名な手紙である。学位を授与するから出頭しろとの手紙が漱石宅に届いた。「今日までただの夏目なにがしとして世を渡って参りましたし、これからもただの夏目なにがしで暮・・・[続きを読む]

「春秋」

【西日本新聞】

 

 にっこり笑ってピースサイン。スマートフォンなどで撮った写真をネット上で公開している人も多いだろう。実は、とても危険。カメラの性能が向上し、画像から指紋を読み取られる可能性があるからだ▼最近、指紋で個人を認証するシステムが広まっている。会社やマンションの扉解錠、パソコンやスマホのロック解除、金融・・・[続きを読む]


「くろしお」

【宮崎日日新聞】

 

 喜劇王チャプリンが監督、脚本、主演を務め、当時ヨーロッパで台頭していたナチスドイツとヒトラーを風刺した映画「独裁者」のラストシーンの演説には心揺さぶられる。うりふたつのため某国独裁者に間違われた心優しきユダヤ人理髪師が最初はおずおずと、やがて力強い言葉でたとえ絶望のふちに立っていたとしても「人・・・[続きを読む]

「水や空」

【長崎新聞】

 

 「神ってる」「頑張れ、同級生の誇り☆」「アラサーの意地」「ギバレ五島魂」...手作り感いっぱいのプラカードに思い思いの応援文句が躍る。歓声や拍手が紙面から聞こえてきそうだ。どの写真も笑顔がいい▲42区間、全長407・4キロ。郡市対抗県下一周駅伝は3日間の熱戦を終えて一昨日無事にゴールした。今年も沿・・・[続きを読む]

「有明抄」

【佐賀新聞】

 

 ミッフィーの涙2017年02月20日05時00分世界中の子どもたちに愛されているウサギの女の子「ミッフィー」はどの絵もカメラ目線のように正面を向いている。生みの親のオランダ人作家ディック・ブルーナさんは「登場人物たちには読者とまっすぐ、正直に向き合ってほしい」と自著に理由を書いている◆1つのシーンを描くために・・・[続きを読む]


「南風録」

【南日本新聞】

 

 まだ6年足らず前のことだから覚えている方もおられよう。両目から大粒の涙を流すウサギの「ミッフィー」の絵である。東日本大震災の被災者のために描かれた。「一日も早い復旧と皆様のご無事とご健康を心よりお祈り致します」というメッセージが添えられていた。送り主はミッフィーの生みの親であるオランダの作家、・・・[続きを読む]

「金口木舌」

【琉球新報】

 

 きょうは「漱石の日」。博士号を与えるという文部省に夏目漱石が辞退の手紙を書いたのが1911(明治44)年のきょう。「石で口を漱(すす)ぐ」と名乗る気難しさを表す学位辞退の逸話だ▼ただ、制定の経緯がよく分からない。手紙を所蔵する神奈川近代文学館によるとここ数年、ネット上で言われ始めた。何かと注目・・・[続きを読む]

「大弦小弦」

【沖縄タイムス】

 

 昨年末、那覇市の桜坂劇場の外まで続く行列を見て、2度断念した。第2次世界大戦中、広島市から呉市に嫁いだ主人公すずを描いたアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)。1月に1回、原作を読んでからもう1回見た▼戦時下で物資が乏しくなる中、映画は料理や裁縫など、おっとりしたすずの奮闘ぶりをじっく・・・[続きを読む]