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 地方の疲弊をはね返そうと取り組む団体を、地方新聞社と共同通信社のネットワークで取り上げ、エールを送ろうと2010年度に設けた。地方新聞45紙と共同通信社が各都道府県から計50団体を推薦、専門家による選考委員会が審査にあたる。新聞社と共同通信社は09年度から合同企画「地域再生」も始めており、識者らと地方が抱える問題を話し合う「 地・宝・人 (ち・ほう・じん) ネット」を結成、受賞団体も参加している。

福岡の団体が再生大賞 準大賞は群馬と岡山

 全国の地方新聞社と共同通信社が設けた「地域再生大賞」の第4回受賞団体が決まった。各地が抱える課題を解決する答えは一つではない。幅広い分野から集まった受賞団体の活動は、知恵の多様さを教えてくれる。

◎受賞団体は次の通り表彰式の動画はこちら

 ▽大賞 はやめ南人情ネットワーク(福岡県大牟田市)

 ▽準大賞 大戸診療所(群馬県東吾妻町)、西粟倉・森の学校(岡山県西粟倉村)

 ▽ブロック賞 北海道・東北=果夢林ショップ運営協議会(北海道北見市)、関東・甲信越=くらし協同館なかよし(茨城県ひたちなか市)、東海・北陸=丸岡文化財団(福井県坂井市)、近畿=山王自治会(兵庫県丹波市)、中国・四国=プロジェクトゆうあい(松江市)

 ▽特別賞 ISHINOMAKI2・0(宮城県石巻市)、郡山ペップ子育てネットワーク(福島県郡山市)、かみえちご山里ファン倶楽部(新潟県上越市)

 ▽優秀賞 室蘭港立市民大学(北海道室蘭市)、八戸ハマリレーションプロジェクト(青森県八戸市)、釜石プラットフォーム(岩手県釜石市)、大曲花火倶楽部(秋田県大仙市)、鶴岡織物工業協同組合(山形県鶴岡市)、山木屋太鼓(福島県川俣町)、那須苗取り田植唄保存会(栃木県那須塩原市)、まち遺し深谷(埼玉県深谷市)、ちば地域再生リサーチ(千葉市)、淡路エリアマネジメント(東京都千代田区)、日本ナポリタン学会(横浜市)、NAP(山梨県北杜市)、庄内ほたると水辺の会(長野県松本市)、福野夜高祭連絡協議会(富山県南砺市)、神子の里(石川県羽咋市)、ジオ・スペース・アドベンチャー実行委員会(岐阜県飛騨市)、駿府ウエイブ(静岡市)、とよはしまちなかスロータウン映画祭実行委員会(愛知県豊橋市)、伊賀忍者特殊軍団 阿修羅 (あしゅら) (三重県伊賀市)、美しいマキノ・桜守の会(滋賀県高島市)、先斗町まちづくり協議会(京都市)、"大阪を変える100人"会議(大阪市)、竹茗堂 左文(奈良県生駒市)、黒江の町並みを活かした景観づくり協定(和歌山県海南市)、鳴り石の浜プロジェクト(鳥取県琴浦町)、油木高校ナマズプロジェクト(広島県神石高原町)、防府商工会議所(山口県防府市)、アニメまつり実行委員会(徳島市)、直島女文楽(香川県直島町)、坊っちゃん劇場(愛媛県東温市)、中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会(高知県馬路村)、フォーラム鹿島(佐賀県鹿島市)、平戸国際交流HIRAの会(長崎県平戸市)、芦北伽哩街道実行委員会(熊本県芦北町)、BEPPU PROJECT(大分県別府市)、染ケ岡地区環境保全協議会(宮崎県高鍋町)、エコ・リンク・アソシエーション(鹿児島県南さつま市)、嘉手納町商工会女性部(沖縄県嘉手納町)、津嘉山酒屋保存の会(沖縄県名護市)

◎後援団体一覧

 「第4回地域再生大賞」は、次の企業、省庁、団体が協賛、後援しています。

 ▽協賛 住友化学、日本取引所グループ、東日本高速道路、三井住友海上火災保険、ゆうちょ銀行。

 ▽特別協力 全日本空輸。

 ▽後援 環境省、厚生労働省、国土交通省、全国市長会、全国知事会、全国町村会、総務省、内閣府、農林水産省、文部科学省(五十音順)。

◎受賞団体、FM放送に登場

 TOKYO FMをキーステーションに「JAPAN FM NETWORK」(JFN)の全国38局で放送中の「ゆうちょ LETTER for LINKS」(日曜午後3時~3時半)に「地域再生大賞」の各賞を受けた団体の代表者が順次登場しています。番組内の「LINK MAKER」で、活動や計画を話しています。

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38局は、TOKYO FMのほかFM北海道、FM青森、FM岩手、FM仙台、FM秋田、FM山形、ふくしまFM、RADIO BERRY、FMぐんま、FM―NIIGATA、FMとやま、FM石川、FM福井、FM長野、岐阜FM、K―MIX、FM AICHI、FM三重、FM滋賀、fm osaka、Kiss FM KOBE、FM山陰、FM岡山、広島FM、FM山口、FM徳島、FM香川、FM愛媛、FM高知、fm fukuoka、FM佐賀、FM長崎、FM熊本、FM大分、FM宮崎、FM鹿児島、FM沖縄

シンポジュウム

高齢化や産業振興に挑む 多彩な活動、選考で論議

 識者らでつくる選考委員会(委員長・岡本義行法政大大学院教授)は、都道府県から選ばれた50団体の審査にあたった。他の地域のモデルケースとなるか、波及効果は―。さまざまな観点から論議が展開された。

 ▽地域挙げた努力

 高い評価が集まったのは「はやめ南人情ネットワーク」(福岡)、「大戸診療所」(群馬)、「西粟倉・森の学校」(岡山)の3団体だった。

 なかでも、 徘徊 (はいかい) する高齢者の捜索訓練を重ねてきた同ネットワークは組織が重層的で、小学生から高齢者まで幅広く参加している点が称賛された。高齢社会を迎え、各地の取り組みの参考になるとして大賞に決まった。

 大戸診療所は、住民が出資し、医師の確保に奔走するなど地域を挙げて医療と介護を守る努力が注目された。森の学校は木材の製材から加工まで行い、地域にお金を落とす仕組みをつくり、若者の移住も始まっている。いずれも、準大賞にふさわしいと意見が一致した。

  ▽ユニークな活動

 ブロック賞には、多彩な活動の団体が選ばれた。北海道・東北は、山あいで、工夫を凝らした展示で人気を集める水族館を運営する「果夢林ショップ運営協議会」(北海道)に決定。関東・甲信越は、「買い物難民」を防ごうと住民が閉鎖したスーパーを引き受けた「くらし協同館なかよし」(茨城)が選ばれた。

 東海・北陸は、「日本一短い手紙」のコンクールで知られ、長年手紙にまつわる文化を育ててきた「丸岡文化財団」(福井)に決定。近畿からは、住民の高齢化で負担感が増す自治会費などを、太陽光発電の売電収入で賄うユニークな取り組みを始めた「山王自治会」(兵庫)が選出された。

 中国・四国からは、コンピューターを駆使して障害者の自立を支援する事業や製品を開発、優しいまちづくりを目指す「プロジェクトゆうあい」(島根)が選ばれた。九州・沖縄のブロック賞は見送られた。

 ▽震災復興も支援

 独自の視点で地道な活動をする団体には特別賞を贈呈。若者を中心に東日本大震災後のまちづくりに取り組む「ISHINOMAKI2・0」(宮城)、子どもの心と体の発育をサポートし啓発活動を続ける「郡山ペップ子育てネットワーク」(福島)、地域の伝統技術や文化の継承活動を進める「かみえちご山里ファン俱楽部」(新潟)の3団体が受賞した。

 残る39団体も地域への貢献度が高く、優秀賞を贈ることとなった。

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