第11部 「新たな魅力」 魅力づくりの鍵は知恵
地域の魅力づくりの鍵は知恵だ。スポーツや自然、若者の感性―。全国の地方新聞社と共同通信社の合同企画「地域再生Ⅲ」第11部は、さまざまな素材を手掛かりに始まった試みを報告する。

【01】
「サイクル半島」へ発進
コース整備、愛好者招く
千葉・小湊鉄道
2月下旬の日曜日午前7時すぎ。千葉県市原市の小湊鉄道五井駅に、独特のカラフルなウエアを着用したサイクリストたちが"愛車"を押しながら集結した。 同鉄道は2010年4月から、自転車をそのまま列車内に持ち込める「サイクルトレイン」号の運行を土・日曜、祝日に限定してスタート。この日は、地元企業が企画したサイクルイベントに35人が参加、貸し切り車両に乗り込んだ。 ▽サービス拠点も 千葉県は11年度「サイクルツーリズム」振興事業に本格着手した。「首都圏にありながら、海や里山など自然が豊か。平均標高は全国一低く、雪の少ない気候も絶好」(県観光課)と、サイクリングに最適の環境をアピール。健康、・・・[記事全文] 【千葉日報】

【02】
温泉街、若い感覚で活性化
学生が移住、起業に挑戦
静岡県伊豆市
東京から南西へ約100キロ。高齢化が進む伊豆半島の中央部、歴史ある静岡県伊豆市の修善寺温泉街に多機能端末「iPad(アイパッド)」を手にした大学生4人の姿があった。 「若者の視点で観光関係者に、どんどん提案してくださいよ」。温泉街の茶店の店主から、まちを熱心に見て歩く4人に激励の声がかかった。 ▽新事業を計画 4人は3月上旬、首都圏から同市に移り住んだ。「仕事がなければつくればいい」と、地域活性化を目指して会社「toiz(トイズ)」を設立。事業運営に専念するため大学は事実上休学した。 社長に就任した早大3年の塩見拓己(しおみ・たくき)さん(21)は「東京の学生と地方をつなぐ役・・・[記事全文] 【静岡新聞】

【03】
豊かな「里海」へ全力
NPO、住民と環境守る
高知県大月町
陽光が青い海にきらめく。魚種は千種を数え、サンゴが枝を伸ばす。沿岸にタイやブリの養殖いけすが並ぶが、周りの海はあくまで透明だ。その上を漁船が行き交う。 高知県西端部、大月町の柏島。海の恵みを受けながら、島民の営みが続いてきた。だが、戦後の人口流出、漁業不振...。かつて千人を超えた人口は500人を割った。 ▽廃校跡を拠点 「魚が人間を恐れなくて。こんな海が高知にあるんだと感動した」 廃校になった旧中学校跡を拠点に、島の海づくりに取り組むNPO法人「黒潮実感センター」。高知市出身の神田優(かんだ・まさる)センター長(45)は高知大農学部在学中、フィールド調査で島を訪れ、たちまち・・・[記事全文] 【高知新聞】
【04】
稼ぎながら地域づくりを 井手修身・イデアパートナーズ社長
各地で地域活性化事業を手掛けた経験を生かして、2006年に「イデアパートナーズ」(福岡市)を立ち上げた。ホテルや旅館など個別企業の支援のほか、観光を柱とした地域活性化のプロデュースを行っている。 地域活性化に携わってきた経験から考えると、突き詰めていくと組織と人の問題にぶち当たる。例えばご当地・・・[記事全文] 【共同通信】

