これがイチオシ!地域再生

第18部 「明日を開く」 独自の着想で勝負

 工夫すれば、多彩なアイデアが生まれる。全国の地方新聞社と共同通信社の合同企画「これがイチオシ!―地域再生」第18部は、独自の着想で始まった試みを報告する。

アートで過疎に挑む 芸術家、住民が力結集
参加社

【01】

アートで過疎に挑む
芸術家、住民が力結集

 「あの家の母親だべ」「どれがよ」―。千葉県市原市南部の山あいにある旧月出(つきで)小学校。体育館の床に並べられた古い集合写真をのぞき込むのは、卒業生たちだ。全員が60歳以上。同校は6年前、過疎化のため児童が減り廃校になった。  市原市は、来年3~5月「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」を開く。テーマは過疎問題の解決。旧月出小のような廃校や里山を舞台に、住民が有名アーティストと多彩な作品やプロジェクトを展開する計画で、卒業生らが集まったのも準備のためだ。  北部は臨海コンビナートが広がり、人口約28万人の都市に発展した同市だが、山がちの南部は過疎化が進む。手入れがままならない里山の・・・[記事全文] 【千葉日報社】

城下町に演劇文化を まち歩きと相乗効果も
参加社

【02】

城下町に演劇文化を
まち歩きと相乗効果も

 白壁に京格子の町屋が立ち並ぶ城下町に虫の音が聞こえ始めるころ、集落はかつての栄華を取り戻したかのようなにぎわいに包まれる。鳥取市鹿野町で初秋に開かれる演劇祭は、地域を巻き込んだ"まちぶら"要素が奏功。住民団体との連携も活発になり、発信や定着が困難とされる地方で演劇文化が育ちつつある。  演劇祭を主催するのはNPO法人「鳥の劇場」。首都圏で演劇活動をしていた中島諒人(なかしま・まこと)代表理事(47)が、コミュニティーに根付いている欧州の演劇文化に感銘を受け、2006年に設立した。廃校の小学校と幼稚園の体育館を活用。団体と同名の「鳥の劇場」を整備した。  創作演劇の披露や小学校での出張ワー・・・[記事全文] 【新日本海新聞社】

自慢の鍋料理、地域で競う 食材を活用、魅力も発見
参加社

【03】

自慢の鍋料理、地域で競う
食材を活用、魅力も発見

 地元食材を使った鍋料理を競う宮崎県の「西都児湯(さいとこゆ)鍋合戦」(さいとこゆ観光ネットワーク主催)。6回目を迎えた今年は11月17日に開かれ、県内外から9チームが参戦した。会場となった高鍋町の県農業科学公園ルピナスパークには約2万人が詰め掛け、宮崎の名物イベントとして定着し始めている。  同県中央部の西都児湯地域は、人口1200~3万2千人の1市5町1村で構成される。鍋合戦は、川南町の団体が名物にしようと鍋料理をつくり始めたところ、高鍋町から「地名に鍋を冠する高鍋を差し置いて、鍋料理とは」と声が上がり、"果たし状"を送ったのが始まり。2008年4月、第1回の合戦が開かれた。  合戦に・・・[記事全文] 【宮崎日日新聞社】

離れた人の思いも大事に 作家、有川浩さんに聞く
共同通信

【04】

離れた人の思いも大事に 作家、有川浩さんに聞く

 身近に当たり前にあるものの価値や、人の大切さに気づくのは難しいもの。私が古里・高知の良さに気づいたのは、大学進学で地元を離れて関西で暮らし始めてからだ。  兵庫県の山間部にドライブに出かけたとき、都会では見ることができなくなっていたレンゲ畑を見つけた。子どもの頃から見ていたはずの風景だったが、バ・・・[記事全文] 【共同通信社】

地・宝・人ネットから

【まとめ/外・宝・人】≪メディアを生かした活性化策≫ 目的に応じ使い分けを 複合的な活用が役立つ

【意見・提言】メディアを生かした活性化策   >> ひとりひとりの意見はこちら