【テーマ】(1)地域で活用できる経済的資源は?
(2)新政権への期待は?
| 名前・肩書き | 写真 |
意見・提言 |
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| 阿部欣司・北海道電力地域担当部長 | ![]() |
1)/北海道では1次産業と自然。問題は、経済的価値に結び付ける方法だ。軌道に乗せるには、情報の発信・受信力を熟知した住民と行政が連携した地元力が必要になる。湿原のトラスト運動で成功した北海道浜中町のケースでは支援者が広がり、農産物のブランドイメージも高まった。評価が上がれば資金も集まり、地域での循環が可能になる/(2)/農業の長期ビジョンが必要。異なる事情に合わせ地域で自由に使える財源と権限を移譲すべきだ。 |
| 吉井仁美・八戸市水産科学館館長(青森) | |
(1)/有力な資源があっても住民は当たり前過ぎて気付いていないケースが多い。青森県八戸市はイカの水揚げ日本一だが、ブランド化が遅れ知名度は高くない。最近、ようやくイカを使った料理を開発し売り出そうという動きが出てきた/(2)/地域が必要なことをできるように、権限と財源を移譲してほしい。役所制度自体も変えないといけない。責任回避、仕事が遅いなどお役所仕事は疑問を感じる。民間での研修を活発にし意識改革してほしい。 |
| 鈴木泰弘・小名浜まちづくり市民会議副会長(福島) | ![]() |
(1)/特産品や自然環境は経済資源としてよく挙げられるが、ビジネスとして成立させるのは簡単ではない。単純に売り出すだけでなく、時代のニーズに合わせ消費者の視点を取り入れながら官民一体で取り組む必要がある。地方都市には交通が不便な地域も多いが、交通網が整備できれば物流拠点が生まれ、経済的自立につながる/(2)/道州制の導入も視野に、医療重視など地域独自の特色あるまちづくりを実現できるようにしてほしい。 |
| 真淵智子・伊香保おかめ堂本舗取締役(群馬) | ![]() |
(1)/経済的資源は人やソフト、インフラまで幅広いが、地方では点在していて、つながりがなく発展しにくい。点と点を紡いでつなげることは、業界の壁や規制、既得権益などに阻まれ簡単ではない。今必要なのは点を線、線を面に変えるネットワークだ/(2)/規制緩和などを通じて現状を打破する政策を期待したい。分権が進んでも、結局は「賢い市民」のマンパワーが最も必要。住民自ら興味を持ち調べ、参加することがまちを良くする。 |
| 大滝聡・都岐沙羅(つきさら)パートナーズセンター運営理事(新潟) | ![]() |
(1)/「お互いさま」の気持ちが地域を支える力だ。活性化にお金は必要だが、カンフル剤にすぎない。むしろ個人、行政、企業が持てるものを出し合うことが重要だ。空き会議室があれば民間非営利団体(NPO)の事務所になるし、アイデアや人材も利用しあえる。分かち合えば、地域の重要な資源となる/(2)/地域では農業や商業や工業もつながっている。国の力を弱め、現場に即した政策を進められる自治を実現してほしい。 |
| 中沢孝夫・福井県立大教授 | ![]() |
(1)/ものづくりを担う地域の製造業を見直すべきだ。中小企業が集積している地域では人口が減っていない所があり、雇用の確保、自治体の税収につながっている。市街地の商店街再生は、多くの自治体がハコモノばかりにお金をかけているが、外から専門家を呼んだり市民参加を促したりして知恵を結集するなどソフト面にお金を使ってほしい/(2)/地域で自由に使える財源を充実させ、まちづくり計画は地域自ら立てられる仕組みをつくるべきだ。 |
| 渡辺英彦・富士宮やきそば学会会長(静岡) | ![]() |
(1)/お金をかけた振興策が行き詰まり、地域に残されたのは食べ物に代表されるソフト素材だ。その地にしかなく、消費者ニーズに合ったものが求められる流れにも合う。ただ、継続するには最初からビジネス化を目指すのではなく、発展に応じて組織・体制を整えれば良いとする長期の構えが重要だ/(2)/国の補助金を意欲的な団体、地域が直接、使える制度にすべきだ。無駄な手続きや関係団体の関与をやめれば、費用の節約にもなる。 |
| 東朋治・神戸ながたTMO総括マネジャー | ![]() |
(1)/地域資源の発掘は外からの働き掛けや目線が重要だ。工場従業員の昼食だった「そばめし」は食品メーカーが冷凍食品で販売し全国区になった。「鉄人28号」グッズは震災学習に来た高校修学旅行生の「土産がほしい」という声がきっかけ。活性化の資金は補助金だと地元の関心が薄くなるので、必要な資金は地元で確保すべきだ/(2)/病院や買い物に歩いて行けて、若者にも楽しいまちが必要。「住んでみたい」まちをつくれる政策を望む。 |
| 木織雅子・工房おのみち帆布理事長(広島) | ![]() |
(1)/地域資源の情報発信には「物語」が必要。衰退の一途だった尾道帆布を使ったバッグの製作・販売、美大生らと提携した展覧会を通じてまちづくりの活動をしているが、帆布の歴史や思いをつづった「しおり」をつけることで共感が広がっている。そうしたことが「尾道のブランド」につながると思う/(2)/地域の活性化にはまず地元がやる気を起こすこと。人の命にかかわることや外交などは国が担い、地域のことは地域に任せてほしい。 |
| 河野達郎・おおず街なか再生館専務(愛媛) | ![]() |
(1)/地域の歴史を知り、街を歩いて話を聞きデータベースをつくると、商品化の下地が見えてくる。既得権を打ち破る勇気も大事だ。市内を流れる肱川のウ飼いを観光客が、案内人付き格安料金で楽しめる新しい仕組みを、業者側と長年調整してやっと導入できた/(2)/自民党は何十年培った政権維持のノウハウはあっても、今の時代にかなう見方や対応ができなかった。それが地方には不満だった。新政権は地域の実態をしっかり見てほしい。 |
| 伊豆哲也・TMO佐賀タウンマネジャー | ![]() |
(1)/佐賀は立地の良さをPRしたい。大都市・福岡市から電車でわずか30分。新幹線が開通すればもっと便利になるだろう。平たんな土地も多く、高齢者も暮らしやすい。子育て環境や教育などにも力を入れていけば「生活快適都市」として発展できるだろう/(2)/地方は人材が不足している。企業が採用を増やすのは難しいので、NPOをU・Iターンの受け皿にしてはどうか。そのため、NPOが自立できるように寄付の損金算入を柔軟に認めるなど制度改正が必要だ。 |
| 坂元英俊・阿蘇地域振興デザインセンター事務局長(熊本) | ![]() |
(1)/2011年の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に合わせ、滞在型観光ができる阿蘇をアピールしようと考えている。農家や民宿に泊まってもらい、阿蘇の良さにどっぷり浸ってもらいたい。商店街の活性化や循環バスの整備などを進め、受け入れ態勢を整える/(2)/国には長期滞在型の観光振興を図ってほしい。年間連続5日の休暇取得を法制化するのはどうか。土、日を合わせると7日間休める。 |
- 第12部 刺激を手掛かりに
- 【01】秋田市 「地域活性化の源泉」【秋田魁新報】
- 【02】金沢市 「先人の志を継承」【北國新聞】
- 【03】別府市 「温泉街に貢献」【大分合同新聞】
- 【04】まとめ 「留学生定着へ支援を」【共同通信】
- 第11部 医療を支える
- 【01】遠野市 「遠隔医療」【岩手日報】
- 【02】小鹿野町 「在宅ケア」【埼玉新聞】
- 【03】多治見市 「新型ドクターカー」【岐阜新聞】
- 【04】まとめ 「再建は急務」【共同通信】
- 第10部 財政の挑戦
- 【01】上越市 「地域活動資金」【新潟日報】
- 【02】安芸太田町 「ケチケチ作戦」【中国新聞】
- 【03】宮崎市 「地コミ税」【宮崎日日新聞】
- 【04】まとめ 自前の「財布」【共同通信】
- 第9部 人集うまちに
- 【01】坂井市 「地産地消」【福井新聞】
- 【02】高松市 「黒船来航」【四国新聞】
- 【03】対馬市 「韓国と交流」【長崎新聞】
- 【04】まとめ 「休日分散」【共同通信】
- 第8部 農を開く
- 【01】福島 「輸出に活路」【福島民友新聞】
- 【02】静岡 「アメーラ」【静岡新聞】
- 【03】熊本 「米粉メロンパン」【熊本日日新聞】
- 【04】まとめ 「知恵活用と連携」【共同通信】
- 第7部 足を守る
- 【01】鰺ケ沢町 「全住民参加」【東奥日報】
- 【02】富山 「攻めの投資」【北日本新聞】
- 【03】四国中央市 「デマンドタク」【愛媛新聞】
- 【04】まとめ 「移動の権利」【共同通信】
- 第6部 子育てを支える
- 【01】東通村 「公営塾」【デーリー東北新聞】
- 【02】山形 「協働」【山形新聞】
- 【03】群馬 挑戦【上毛新聞】
- 【04】まとめ 空回り【共同通信】
- 第5部 新たなしるべ
- 【01】室蘭 ボルト人形「ボルタ」【室蘭民報】
- 【02】美作 「温泉街に女子サッカー」【山陽新聞】
- 【03】鳥取 「芝生化効果」【新日本海新聞】
- 【04】まとめ 「メセナが再び」【共同通信】
- 第4部 地方議会動く
- 【01】蔵王 「会期は通年」【河北新報】
- 【02】山梨学院大 「町議会と協定」【山梨日日新聞】
- 【03】鳴門 「市議の大量逮捕」【徳島新聞】
- 【04】まとめ 「八百長と学芸会」【共同通信】
- 第3部 「環境とともに」
- 【01】喜多方 「5ミクロンの微生物」【福島民報】
- 【02】神戸 「大手の下請け返上」【神戸新聞】
- 【03】有田 「究極のラーメン鉢」【佐賀新聞】
- 【04】まとめ 「開発秘話」【共同通信】
- 第2部 新たな力
- 【01】白馬 「外国人経営」【信濃毎日新聞】
- 【02】祇園 「クギ1本」【京都新聞】
- 【03】石見銀山 「空き家を社員寮」【山陰中央新報】
- 【04】まとめ 「リーダー育成」【共同通信】
- 第1部 新時代の手掛かりを
- 【01】夕張 「移住体験」【北海道新聞】
- 【02】鬼怒川 「中国へ売り込み」【下野新聞】
- 【03】四万十 「農家108人株式会社」【高知新聞】
- 【04】まとめ 「コミュニティ」【共同通信】
- 番外編「スコットランドの分権10年」
- 【01】「住民の目線で法案」【共同通信】
- 【02】「削減目標、世界一」【共同通信】
- 【03】「紡績工場が世界遺産」【共同通信】
- 【04】「失業者のいない村」【共同通信】
- 番外編 「地域再生列島ネットから」発足1周年記念シンポ
- 【01】報道を活用、売り込み展開 メンバー活動報告(1)【共同通信】
- 【02】学生を引き込み全国発信 メンバー活動報告(2)【共同通信】
- 【03】地域が自発的に行動を メンバー活動報告(3)【共同通信】
- 【04】きずなづくりに着眼 メンバー活動報告(4)【共同通信】
- 【05】熱意と人材育成が活力に 総務相交え、パネル討論【共同通信】
地域再生列島ネットから
- 12.『国際交流、インフラも課題』
【意見のまとめ】地域の良さ見直す機会に - 11.『地域への誇りが魅力に』
【意見のまとめ】高齢者の健康を地域で支えるには - 10.『自治体、財政情報公開を』
【意見のまとめ】財政に住民の声反映させるには - 9.『地域への誇りが魅力に』
【意見のまとめ】観光で人をひきつけるには - 8.『農業を再建するには?』
【意見のまとめ】安全性や連携が重要 - 7.【意見のまとめ】公共交通をどう守るか
- 6.『地方で子どもを増やすためには?』
【意見のまとめ】新住民ひきつける工夫を - 5.『文化を地域ビジネスにつなげるには?』
【意見のまとめ】資源を発見し情報発信を - 4.『期待される地方議員像は?』
【意見のまとめ】少数精鋭で首長と論戦を - 3.『(1)地域で活用できる経済的資源は?(2)新政権への期待は?』
【意見のまとめ】 情報発信、発想が自立の鍵 - 2.『地方自治体の新たな担い手は?』
【意見のまとめ】NPO、地域の顔に期待 - 1.『自治体の首長になったら?』
【意見のまとめ】鍵は愛着教育と特色づくり
第13回 7月下旬予定














