第45回衆議院議員選挙 > データ衆院選

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データ衆院選

■自・民で小選挙区90%制す

2005年衆院選小選挙区の党派別得票数と獲得議席数

 2005年衆院選では、小選挙区で自民党が3252万票で219議席を獲得したのに対し、494万票を得た共産党の議席はゼロだった。1選挙区で1人しか当選できない小選挙区制では「死に票」が増え、大政党に有利とされる。自民、民主を合わせた獲得議席の割合は90・3%に上った。

 一方、比例代表は自民が得票率38・2%で定数180の42・8%にあたる77議席を、共産は得票率7・3%で5・0%にあたる9議席をそれぞれ獲得している。

 

 

 

■候補者1人に5700万円

衆院選にかかった費用の推移

 衆院選での国の費用負担は、前回2005年選挙が644億6627万円(決算額)で、前々回の03年選挙に比べ1・2%減少した。候補者は1131人で、1人当たり5700万円かかった計算だ。

 公選法では投開票にかかる費用のほか、ポスター、ビラの作成費用を一定範囲で国費負担することを定めている。

 選挙費用は2回連続で減少したが、総務省は各選管が開票作業の効率化に取り組んだ結果、拘束時間短縮で人件費が抑制されたとみている。

 

 

 

■目立つ40代の躍進

衆院選当選者の年齢構成比較

 2005年の前回衆院選当選者の年齢構成をみると、最も多いのが50代の156人で32・5%。これに前々回より5・2ポイント増えて28・5%の40代、23・1%の60代が続いた。当選者の平均年齢は小選挙区54歳、比例代表51歳で、全体での最高齢は81歳、最年少は26歳だった。

 現行制度が始まった1996年選挙と比較すると、40代の割合が6・1ポイント上昇しているのが目立つ。30、50、60代は横ばいだが、70歳以上は5・8ポイント減少した。

 

 

 

■助走期間は平均11日

解散から公示までの日数

 衆院選の選挙運動は公示日から正式スタートするが、実際は解散と同時に一気に本格化する。このため解散から公示日までの"助走期間"の長さも選挙の行方に影響する重要な要素だ。

 今回を含め、現行憲法下での助走期間の平均は11・3日間。今回は、7月21日の解散から投開票日までを最大限離したため、助走期間も28日間と最長になった。

 これまでのトップは、前回2005年の郵政選挙(22日)、2位は1986年の衆参同日選(19日)だったが、いずれも自民党が大勝している。

 

 

 

■投票率最高は郵政選挙

戦後の衆院選(中選挙区・小選挙区)の投票率

 衆院選の投票率は、前回2005年の「郵政選挙」が小選挙区67・51%、比例代表67・46%と、現在の小選挙区比例代表並立制導入以降で、ともに過去最高だった。

 戦後最高は、中選挙区制時代の1958年選挙で76・99%。その後は75%を超えることはなく、96年には小選挙区59・65%、比例代表59・62%まで落ち込んだ。男女別では69年以降、女性が男性を上回っている。

 消費税存廃をめぐる90年選挙など、争点次第で投票率が上昇する傾向にはある。

 

 

 

■12%超が期日前投票

期日前投票者の割合が高い上位10県

 衆院選では今回が2回目となる期日前投票だが、前回2005年選挙では投票者全体のうち、小選挙区で12・89%、比例代表で12・88%をそれぞれ期日前投票者が占めた。

 レジャーや旅行が理由でも投票が可能な上、投票用紙を直接投票箱に入れる方法で複雑な手続きもない。すでに2回実施した参院選でも増加が顕著だ。

 前回小選挙区で期日前投票の割合が高いのは秋田、愛媛、鹿児島の各県の順で秋田は17・07%に上った。

 

 

 

■女性当選43人で最多

戦後の衆院選での女性当選者数

 前回2005年の衆院選での女性候補者は147人と、小選挙区比例代表並立制下では最少だったにもかかわらず、当選者は43人と最も多かった。当選率は29・3%。このうち小選挙区での当選は19人。

 政党別の当選者では自民が26人と最も多く、次いで民主7人、公明4人、共産と社民、無所属が各2人。現行制度初の1996年選挙は23人だった。

 定数480からすればまだまだ少ないとされる女性議員。今回も最多更新なるか―。

 

 

 

■新人21%、高い前職の壁

新、前、元職別の当選者割合の推移

 郵政造反組への「刺客」候補とされた自民党新人候補の当選が目を引いた2005年の前回衆院選。全体では101人の新人が当選したが、当選者に占める割合は21・0%で、現行制度の過去4回の選挙では、2番目に低い水準だった。これに対し解散まで議員だった前職候補が72・9%で微増した。元職は6・0%。

 前回は計1131人が立候補。新人、前職、元職別に当選率を比較すると、新人は16・4%だったが、前職76・6%、元職48・3%で、新人にとって前職の壁は依然高い。