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日本酒 津々浦々

17年11月14日 22:47


【3138】望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ(ぼう) 【栃木】

栃木県芳賀郡益子町 外池酒造店
栃木県芳賀郡益子町 外池酒造店

【TT居酒屋にて 全15回の⑧】

 酒友のTと飲むことになった。Tの友人のS、N、Dも加わり、5人の飲み会。Nは利き酒師である。場所は、なじみのTT居酒屋。

「あづまみね 純米 無濾過生原酒」「あづまみね 純米吟醸 美山錦 無濾過生原酒 中取り」「東鶴 純米吟醸 さがの華 無ろ過 生」「彌右衛門 TAKUMAMAI2」「花の香 純米大吟醸 海花 秋想蔵出し」「巖 純米吟醸 本生」「川鶴 秋あがり 純米吟醸」と飲み進め、8番目にいただいたのは「望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ」だった。

「望 bo:」は、なじみのM居酒屋の店主が好きで常備している。わたくしはこれまで「望 bo: 純米吟醸 生原酒」(当連載【2169】)と「望 bo: 生酛純米 無濾過瓶燗火入れ 秋田酒こまち」(当連載【3070】)を飲んだことがある。これはどうか。

 T 「甘くないけどフルーティー」
 D 「なるほど」
 N 「フルーティーで、後から酸が出てきます」
 T 「これは面白い酒だ」
 S 「微発泡感がある」
 酒蛙「オーソドックスな酒。香りほのか、旨みのある辛口。味がしっかりしているけど、軽快感がある」
 N 「飲んでいると、だんだん酸味が出てくる」
 酒蛙「うん、そうですね。最初は目立たなかったけど、酸が徐々に顔を出してくる。酸が全体を引き締めている感じ。苦みとも渋みともいえる余韻。酸が出ているので、飲み飽きしない。食中酒に最適だ」

 瓶のラベルの表示は「使用米 全量福井県産越の雫、精米歩合60%」。ラベルは、「越の雫」について、以下のように説明している。

「越の雫は福井県にて『兵庫北錦』と『美山錦』を交配させ平成15年に登録された酒米です。タンパク質含有量が五百万石より少なく穏やかで優しく滑らかになる特徴の越の雫を望らしくしっかり旨味と酸味を整えて食事に寄り添う純米酒に仕上げました」

 酒名「望」のコンセプトについて、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『望』は、爪先立って遠くに目をやることで、嗜好品としての日本酒、文化としての日本酒など明日の日本酒への挑戦として立ち上げた新コンセプトの日本酒ブランド。遥か遠くを見渡せるような、すがすがしい透明感と、淡麗かつ芳醇なまあるい甘みがクセになる美味しさは、きっと誰もが気に入ってくれるはず。
また、ルビの『bo:』(ぼう)は『buono(美味しい)』という意味にも。そして、ラベルの書は、墨の魔術師と呼ばれ、東洋の伝統的書法である“墨”芸術の書を基盤として、最もそれを現代的に表現する日本でも唯一の作家である金田石城さんに書いていただきました」

 この蔵の主銘柄は「燦爛」(さんらん)。蔵のホームページによると、当初の銘柄は「八千代鶴」。しばらくして「燦爛」に変わったとのこと。「燦爛」の由来についてコトバンクは「酒名は、飲む人が生き生きと光り輝いてもらいたいとの願いを込めて命名」と説明している。



栃木 | 2017/11/14 | 22:47 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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