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日本酒 津々浦々

17年11月02日 22:27


【3123】都鶴 純米吟醸 甘口(みやこつる) 【京都】

京都府京都市伏見区 都鶴酒造
京都府京都市伏見区 都鶴酒造

【日本酒研究会遠征場所 全10回の③】

 異業種間飲み会の日本酒研究会は毎月欠かさず、M居酒屋で月例会を開いており、ことしで足掛け11年を数える。この間、異動で多くのメンバーが各地に散った。いつもはM居酒屋で開いているが、年に1回ほど、違う場所にかつてのメンバーも集い、旧交を温めている。今回は14人の新旧メンバーが集まった。

「姫の井 十日旬酒」「越後鶴亀 純米吟醸」に続いて3番目にいただいたのは、「都鶴 純米吟醸 甘口」だった。この酒は、わたくしにとって初めての蔵のお酒だ。さて、いただいてみる。

 B 「香りがしない」
 酒蛙「ブドウの香りがする」
 I 「マスカットだ」
 Y 「ブドウだ」
 酒蛙「甘いお酒だけど、さらっとしていてくどくない」
 女将さん「残らない甘みですね」
 酒蛙「うん、キレが良いね」
 M 「ビールを飲んだあとで飲めば、マスカットの風味がする」
 I 「甘いよね」
 B 「甘いね」
 酒蛙「飲んでいたら、後から酸が出てきた。けっこう酸が出ているよ。ずいぶんさらっとしている」
 T 「枝豆と合わせれば、しっかりコメの味が感じられる」

 瓶の裏ラベルはこの酒を「口に近づけた時に、ほのかに甘い巨峰のような香りがします。甘美な余韻が口中にひろがります」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。しかし、蔵のホームページは「地元京都産の酒造好適米『祝』、京都市の開発した吟醸酵母で仕込んだ、米の旨みがしっかりと感じられる味吟醸」「原料米:祝 20%(麹米)」と開示している。ただし、掛米は非開示。

 ウィキペディアで「祝」を調べてみたら、以下の記述がされていたので転載する。

「祝(いわい)は、イネ(稲)の品種の一つ。日本酒の醸造に用いられている酒造好適米である。心白が非常に大きい特徴を有する。
1933年に京都府立農事研究場丹後分場(現・京都府丹後研究所)において野条穂の純系より派生した品種である。1933年から1946年および1955年から1973年の2度に渡って、京都府の奨励品種として栽培されていた。背が高くて倒れやすく栽培が難しいことや、収穫量が少ないこと等の問題が影響し、1973年に栽培が中止されていた。1992年に再び奨励品種となる。復活に際して生産現場より栽培の省力化といった求めをうけて丹後農業研究所では、1993年不耕起移植栽培の試験栽培を行うところ耕起移植栽培と変わりない収量が得られた。
1991年、研究機関で1株だけ現存していた『祝』に着目した伏見酒造組合は、京都府と連携して復活。農家での栽培が再開された」

 酒名・蔵名の「都鶴」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「都鶴(みやこつる)の商標の由来は、鶴は古来より千年の齢を保ち、貞節ある鳥の象徴とされています。このように長寿のシンボル『鶴』と千年の歴史を持つ京都とを組み合わせて名付けられました。都鶴には、いつまでも愛されるお酒を造り続けたいという願いが込められています」



京都 | 2017/11/02 | 22:27 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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