47NEWS >  47特集 >  日本酒 津々浦々 >  【3120】武蔵野 純米吟醸原酒 ホワイト(むさしの) 【埼玉】

日本酒 津々浦々

17年10月31日 11:49


【3120】武蔵野 純米吟醸原酒 ホワイト(むさしの) 【埼玉】

埼玉県入間郡毛呂山町 麻原酒造
埼玉県入間郡毛呂山町 麻原酒造

【Z料理店にて 全3回の③】

 夕方、ふらりと近所のZ料理店へ。ここの店主は、わたくしが飲んだことがないだろう酒を用意してくれるから、月に1回は訪れ、その厚意に報いなければならない。店主としても、わたくしに餌を与え、定期的に訪れるように、との深慮遠謀。それが見え見えなのが楽しい。

 今回、わたくしが飲んだことがない酒は3種類あった。まずは、以前、当連載で紹介している「鳥海山 純米大吟醸」(当連載【2203】)を飲んでから、飲んだことがない3種類を飲む。そのトップバッターは「喜久泉 大吟醸 山田錦100%使用」。続いて「而今 特別純米 無濾過 火入れ」「武蔵野 純米吟醸原酒 ホワイト」をいただく。

「武蔵野」の主銘柄は「琵琶のさゝ浪」。これまで当連載では「琵琶のさゝ浪 純米 無濾過 淡麗 大辛口」(当連載【440】)と「琵琶のさゝ浪 手詰め中取り 無濾過 純米原酒生」(当連載【1115】)を紹介している。さて、今回の酒はどうか。

 古本屋的木香的香味が個性的。酸が立ち、酸は甘みと旨みを伴う。やわらかなタッチ。余韻は苦みで、さっぱりした飲み口。軽快感のあるきれいな酸がいい。飲み飽きしない酒質。これは旨い!

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「フルーティーな香りを強く産生する自社酵母を使用した純米吟醸酒。柔らかい口当たりに軽やかな酸味と透明感のある果実味がバランス良く共存した自信作。飲み続けるほどに旨さをます一本です」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合60%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 前述の通り、この蔵の主銘柄は「琵琶のさゝ浪」。埼玉県でなぜ琵琶?という疑問に対し、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『近江やに名高き松の一本木、先から先へと開くさゝ浪』
心をこめて人に喜ばれる酒造りをしていれば、人から人へ『さゝ浪』の如く、世の中に伝わっていくだろう。そんな思いを初代、麻原善次郎が詠んだ歌です。麻原善次郎は琵琶湖の畔に生まれ、九歳にて東京青梅の酒蔵へ奉公に入り、二十九歳の時、現在の地、毛呂山にて開業するに至りました」



埼玉 | 2017/10/31 | 11:49 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







     *コメントがページに反映するまで10分ほどかかることがあります